「ケイゾン」って一体どういう意味?
「ケイゾン」 = 「恵存」
思い起こせば2年前、1997年の年末、この会社のビジネスプランを練っている時に使われていたプロジェクト・ネームは、「(仮)ジャパン・インターネット・フィナンシャル・サービス(Japan Internet Financial Services, Inc.略してJIFS)」という、ごく普通の代物でした。創設メンバーの間では、「ジフス(JIFS)の件なんだけどぉ」などという会話が成り立っていた時期もありました。しかし、創設者の一人である松尾正信は、人知れず不満を感じていました。「何かが足りない、何かが。」
年が明けて1998年の1月、会社の登記も間近に迫り、ありそうな会社名(「日本インターネット○○○…」、「ジャパン・インターネット・○○○…」等々)の類似商号チェックに精を出していた筆者に、松尾氏より唐突なメールが届きました。「新会社の名称ですが、"ケイゾン"が良いと思います。是非ご採用を。」
最後の「是非ご採用を。」に松尾氏の強い意思を感じたものの、一体何のことだかさっぱりわかりません。メールを読み進むと、「ケイゾンとは恵存という意味です。」というのですが、これでも私にはまださっぱり分かりません。国語の成績は良かったのに!(ここで分かった人は凄いです)。
そもそも、「恵存」とは、本を人に贈呈するときに「大事にして下さい。」という意味で書く言葉なのだそうです。(厳密には違うかもしれませんが、贈り物をするときに、「謹呈」とか書くあのノリではないかと思われます。)松尾氏としては、この言葉の中に、「低金利政策の犠牲となっている日本の個人投資家の資産を、もっと大事に考え、増やしていく手伝いをしたい」、という意味を込めたということでした。また、「ケイゾンの英語名はK-Zoneで、「K」は「金融」と「神山」(筆者の名字です)の頭文字ですわ。ね、そーしときましょ。」という勧誘行為を受けた記憶もあります。
当然というか、松尾氏以外の全員が反対しました。私もやんわりと反対しました。誰に聞いても反対でした(面白いことに、漢字の読めないアメリカ人まで反対してました)。が、静かなゴリ押しが功を奏し、いつのまにかこの名前が「採用」されてしまいました。ここが松尾氏の人徳というか粘り強いところです。以来2年、お蔭様で「ケイゾン」という名前も、関係者の間ではすっかり定着しました(まだ、アクセントを「ケイ」におくか「ゾン」に置くか人によりまちまちだったりしますが…)。松尾氏の右脳の直感に2年かかってようやく追いついた感もあります。
私どもは、今後とも「恵存」という言葉に込められた創業の意気込みを忘れることなく、より幅広い層の方々にこの社名を違和感なく使っていただけるように、精一杯努力していきます。1995年に「Yahoo」という名前を初めて耳にしたときも、「何だそりゃ?」と思ったものです。頑張ります。
(神山)







