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DMM Bitcoin 田口社長インタビュー Vol.2:来年度には決済領域進出にも着手 12月14日13時41分

(この記事は、「DMM Bitcoin 田口社長インタビュー Vol.1:岐路に立つ仮想通貨交換業」からの続きです)

DMM Bitcoinのビジネス領域の拡大も

仮想通貨業界が岐路に立たされる中で、DMM Bitcoinとしては自社のビジネスを再定義する必要に迫られていると、田口社長は分析している。1つの戦略が決済領域へのビジネス展開だ。「資金移動業や前払式支払手段、もしくは代行収納。お客様に提供する新しいサービスに必要なライセンスを躊躇なく取得していく」と話す。仮想通貨が社会基盤として、決済もしくは決済に類するサービスを提供していくことを目指すためだ。

「会社として取締役会決議を得た上での判断ではないが、社会的基盤として根付かせるにあたって、電子マネーに該当するとなれば資金移動業。資産性が高い、ボラティリティが高いもの、あとは一定のアセットであったり、セキュリティに裏付けられたものを提供するとなれば、躊躇なく、金商法の一種、場合によっては二種のライセンスを取っていくことは必要だろう」
「グレーゾーンや法の抜け穴ではなく、必要な内部管理態勢とライセンスをコストをかけて整えた上で、自分たちの存在価値や提供価値を見出していく。来年上半期にかけ、どのようなライセンスが必要になるのかを見極め、その準備を進めていきたい」

ステーブルトークンは最有望なサービス

仮想通貨を決済として根付かせる方向性の1つとして、田口社長が挙げるのはステーブルトークンだ。資金移動業といった必要なライセンスを取得した上で、自らがトークン発行者となり、電子マネーを流通させる可能性もあり得る選択肢だと話す。

「一番足元ではステーブルトークンというのは、決済事業の中で中核的なものになっていくはずだ。自分たちがイシュア—となった形で、ステーブルトークンを発行することができれば、提供価値の1つになると考えている」
「そうなれば、資金移動業といったライセンスが必要になる。自分たちのユーザーのすそ野を広げていき、そして仮想通貨・分散台帳技術を用いた形で、社会基盤となるような決済サービス、もしくは決済に類するサービスを提供するということでは、避けて通れないだろう」
「これができなければ、いつまでたっても、ボラティリティに依存したサービスから脱却できない」

「『DMMトークン』は作らない」 狙うは決済の黒子

キャッシュレス決済の波は既に日本で起こっている。ヤフーが展開するPayPayの100億円キャンペーンが大きな話題を集めたばかりだ。LINEもLINE Payをはじめとする金融サービスに本格的に乗り出している。仮想通貨の決済利用を進める上では、このようなガリバー企業との競争になっていくと、田口社長は話す。

「ヤフーのPay Payであったり、LINEや楽天といった企業が各社が陣取り合戦をしている状態。そういう企業とどう競争していくのかが戦略になってくる」
「(ガリバーの経済圏から)外れている大きな経済圏もあるはずだ。そういう企業と組んでいくことが重要になるのではないかと考えている」
「例えば、共通ポイントと交換できるステーブルトークンというものがあれば、社会にしっかりと根付くものになるだろう」

田口社長は、将来的にトークンを発行することになっても「DMMトークン」のような、ブランドが付いたものを発行するつもりはないと語る。「DMMグループの中で自らが発行した電子マネーを使うことはありえる」としながら、自分たちの経済圏を作るよりも、決済の黒子としての役割に自社の存在意義があるとみる。

「(ヤフー、LINE,楽天といったガリバーは)自分たちの経済圏を広げることが事業戦略の中心だと思う。僕らはそういう風には考えていない。共通ポイントをデジタル商品券などを手掛けている企業が、トークンを手掛けたいときに、僕らが黒子となることだ。決済手数料を頂く代わりに、基盤の部分や煩雑な金融オペレーションを僕らが全部引き受けるスタンスだと考えている」

(田口社長へのインタビュー記事は来週に後編も予定)

(記事提供:コインテレグラフ日本版)
コインテレグラフ日本版は世界中で読まれている仮想通貨ニュースメディア大手「Cointelegraph」の日本語版です。新聞社やTV局出身者で構成される編集部が海外チームと連携しながら、仮想通貨相場を動かすニュースを発信し続けています。



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