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マンガだからわかりやすい!ビットコインと仮想通貨の入門書【Book】  2月01日17時13分

私は毎日、ビットコインやブロックチェーンなど仮想通貨関連のニュースを書き、皆さまにお届けしている。今でこそ執筆しながら知識が増えていったものの、入社する前は仮想通貨のことなんて何の知識もなく、「目に見えない通貨」というくらいにしか理解していなかった。株式投資をしている投資家の方でも、仮想通貨はよくわからないという方も多いのではないだろうか。

本書は、まさに入社前の私のように知識ゼロな人が仮想通貨を理解するための手助けをしてくれる。題名の通り、マンガを交えながら仮想通貨の仕組みをやさしく解説してくれる本である。

マンガの設定は、ITサービスの会社に勤める中野賢(25歳)が、同期の大川莉愛と仮想通貨セミナーへ足を運ぶところから始まる。仮想通貨について説明してくれるのは、本書の著者でありフィスコデジタルアセットグループ代表(現在は取締役)の田代昌之氏。読者は中野と大川と共に、この田代氏に導かれながら、仮想通貨の仕組みからブロックチェーンの仕組み、口座開設の仕方まで、仮想通貨の基礎知識について学ぶことができる。マンガのみならず、説明文の部分も初心者向けにわかりやすい文章になっている。

ただし、本書は昨年4月に発売された本であるため、現在の状況と多少変わっている部分があることに注意が必要だろう。例えば、大手仮想通貨交換業者コインチェックは、金融庁に登録申請中である「みなし業者」一覧に掲載されているが、今年1月11日、金融庁への登録を完了したことを発表している。体制の見直しを進め、金融庁に安全なサービス提供を行う体制が整ったと認められたのだ。

時代は変わっていく。だが、そもそも仮想通貨とは何かということや、仮想通貨の仕組みなどは時を経ても変わらない。簡潔にまとまっているので、概要をざっくりと理解するには十分な内容であると思う。

2017年に高騰し、現在は低迷基調が続いている仮想通貨。しかし仮想通貨はまだまだ発展途中であり、その将来の可能性は未知数である。現在は投資対象として売買されることが多いが、将来的には普段のお買い物決済や送金手段などに活用されることも期待されている。

また、世界各国で規制体制が強化されているが、規制や法律などの体制整備は利用者を保護するために必要なことだ。資金洗浄対策に取り組む国際組織である金融活動作業部会(FATF)は、2019年6月までに仮想通貨に関する国際的なルールを制定する方針であることを明らかにしている。このルールが導入されれば、仮想通貨に対する初の国際的な規制の誕生となるため、注目が集まる。

これから仮想通貨はどのように発展していくのだろうか。本書のようなわかりやすい解説書を読み、今のうちに基礎知識を身につけておくのも良いかもしれない。

(フィスコ 情報配信部 編集 細川 姫花)

『マンガで納得! よくわかるビットコイン&仮想通貨』 田代昌之 著 本体価格1200円+税 実業之日本社




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