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新興市場見通し:サンバイオ落ち着くもマザーズ指数は下落基調、決算最終盤へ  2月09日15時00分

先週の新興市場では、マザーズ指数の下落が続いた。週前半は再生細胞薬の試験結果を嫌気したサンバイオ<4592>株の売りが継続。サンバイオ株が取引時間中に売買成立すると、同社株の反発とともに他のマザーズ銘柄にも資金が向かう場面があった。決算を手掛かりとした物色も比較的活発だったが、日経平均が週末にかけて値を崩し、マザーズ指数も連れ安となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.2%であったのに対して、マザーズ指数は-3.8%、日経ジャスダック平均は-0.2%だった。

個別では、前述のサンバイオが週間で44.7%安となり、前の週に続きマザーズ下落率トップだった。ただ、売り一巡後は一部証券会社のレーティング据え置きもあり、リバウンドを見せた。マザーズ主力の決算に対する反応は明暗が分かれ、メルカリ<4385>が同2.7%高となったものの、ミクシィ<2121>は同7.3%安となった。直近IPO銘柄のKudan<4425>は利益確定売りに押され同10.9%安となり、ティーケーピー<3479>も同10.4%安と下げ足を速めた。一方、アンジェス<4563>は一部レポートなどを手掛かりに活況となり、オンコリスバイオファーマ<4588>やそーせいグループ<4565>といったバイオ株も買い優勢だった。また、NTTデータ<9613>が株式公開買付け(TOB)を始めたネットイヤーグループ<3622>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。ジャスダック主力では、ワークマン<7564>が1月既存店売上の伸び鈍化や決算発表後の材料出尽くし感などから同7.6%安となり、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同8.2%安、セリア<2782>も同5.1%安と軟調だった。売買代金上位では日本エマージェンシーアシスタンス<6063>などが売られ、アテクト<4241>が週間のジャスダック下落率トップとなった。反面、バイオ株のラクオリア創薬<4579>や好決算のUTグループ<2146>は買い優勢で、共同ピーアール<2436>が上昇率トップだった。

今週の新興市場では、4-12月期決算発表が最終盤を迎えるとあって、個別物色は活発となるだろう。しかし、新興市場全体としては地合い睨みの神経質な展開となりそうだ。金融市場では世界経済の減速や米中摩擦への警戒感が再び台頭し、日経平均は上げ一服感が強まっている。決算発表通過後の中小型株への資金流入に期待したいところだが、サンバイオ株急落の影響が残る新興市場で一段と株安が進めば、個人投資家のマインドや需給悪化につながる可能性がある。

今週は、2月12日に総医研HD<2385>、日本マクドナルドHD<2702>、Amazia<4424>、そーせい、自律制御システム研究所<6232>、13日にオイシックス・ラ・大地<3182>、ビリングシステム<3623>、FFRI<3692>、ユーザベース<3966>、PKSHA Technology<3993>、14日にフェローテックHD<6890>、サイバーダイン<7779>、15日にALBERT<3906>、シノケングループ<8909>などが決算発表を予定している。成長期待が高い企業を中心に動向が注目される。

IPO関連では、2月13日からフロンティアインターナショナル<7050>とスマレジ<4431>がブックビルディング期間に入る。先週から始まった識学<7049>などとともに需要動向を注視したい。また、先週はダイコー通産<7673>(3月12日、東証2部)など3社の新規上場が発表されている。




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