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One for all, All for one を1000文字で和訳してみた【Book】  2月27日17時35分

高校はテニス部に入っていた。そんなに強くはなれなかったけど、そこそこ頑張っていた時期もあった。きっと。
部活動としてのテニスのなにが面白いって、個人技であり、団体戦でもあるその両面性。レギュラーとして選ばれた数人で勝ち数を競い合うため、対戦相手と勝負すると同時に、所属する団体の勝ち負けもそこに重なってくる。
極端なところ、自分が全部負けても決勝に進めるかもしれないし、一人が勝ち続けてもどこかで敗退の悔しさを味わうかもしれない。この感覚は、野球やサッカーでは感じられない。

面白いと感じる反面、肌に合わないという方も多いかもしれない。そもそも、スポーツのやる気は個々人で奮い立たせるもの。「あいつに勝ちたい」「全国大会へ行きたい」そんな想いがモチベーションとなって、日々の練習に精が出る。
しかし、ことテニスにおいては、個人戦を除いて結果は「組織」という単位についてくる。先でも話したように、日々の頑張りが個々の評価につながるものとは限らない。どんなに強くなっても、仲間たちが負けてしまったら「〇〇高校は弱い」などと見られる可能性がある。
サッカーの連携ミス、野球のエラーとはまた違う。その場で明確な勝ち負けを分けているからこそのジレンマ。難しいなあ。

このモヤモヤに、『「食」から考える発想のヒント やる気を引き出しチーム力を高める』が鋭い答えを出している。タイトルにもある通り、チームとしての団結力を高めることの大切さ、その方法を本書では実体験をもとに紹介。
著者はフランス料理店のオーナーシェフだ。「料理人×ビジネス本」の、あるようでなかった組み合わせ。厳しい職場にもまれてきた著者だからこそ、全員納得のロジカルシンキングがそこにある!

やる気は個人で出すが、結果は組織に還元される。この仕組みを念頭に置いたうえで、その結果が出る前に、“チームとして”個々人で見据えるべき目標が重要。その目標設定がひとりひとりのやる気を引き出し、個人と組織をリンクさせる、といった内容が書かれている。

「この文章、目標とかやる気とか、抽象的な言葉すぎて伝わらないわ」
とか思ったそんなアナタ。ぜひ一度読んでみて頂きたい。その引っかかりがきっと、組織のなかで自分らしさを活かす方法を知るための原動力になる。

部活動でも仕事でも、フリーランスでもアーティストでも。自他の利益を同時に追求できるようになることが、成功の一つの道!

(実業之日本社 鏡)

『「食」から考える発想のヒント やる気を引き出しチーム力を高める』松嶋啓介 著

本体価格1500円+税 実業之日本社




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