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新興市場見通し:連休明け中小型株への資金流入に期待、決算手掛かりに物色  5月04日14時36分

ゴールデンウィークの連休前の新興市場では、日経平均と同様にマザーズ指数、日経ジャスダック平均ももみ合いで推移した。連休前受け渡しの最終売買日を通過すると信用買いの返済売り圧力は和らいだが、異例の10連休を前に日計りの商いが中心となり、週末にかけては手控えムードだった。4月26日はマザーズ売買代金が2月4日以来の1000億円割れとなった。なお、4月22日から26日までの騰落率は、日経平均が+0.3%であったのに対して、マザーズ指数は+0.7%、日経ジャスダック平均は+0.1%だった。

個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が当該期間で7.5%高、サンバイオ<4592>が同2.3%高と堅調だったが、ミクシィ<2121>は同3.5%安となった。高レーティング付与が観測されたマネーフォワード<3994>は同12.4%高。売買代金上位では今年上場したリックソフト<4429>やカオナビ<4435>の上げが目立ち、当該期間のマザーズ上昇率上位にはソケッツ<3634>やアイリックコーポレーション<7325>が顔を出した。一方、オンコリスバイオファーマ<4588>やアンジェス<4563>といったバイオ関連株はやや売りが優勢。また、上期業績の下振れが嫌気されたアズーム<3496>は下落率トップとなった。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同2.2%高、ワークマン<7564>が同2.1%高となったが、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同4.2%安と軟調。売買代金上位では岡本硝子<7746>や大塚家具<8186>が買われた。大塚家具は中国企業との覚書締結や、久美子社長が父に和解申し入れとの報道が材料視された。また、好決算の医学生物学研究所<4557>が当該期間のジャスダック上昇率トップだった。反面、KeyHolder<4712>は手仕舞い売りがかさみ、下落率トップとなった。IPOでは3社が新規上場し、ハウテレビジョン<7064>が公開価格の約3.1倍、トビラシステムズ<4441>が約2.3倍となる初値を付けた。

今週の新興市場では、連休を通過したことで中小型株に再び資金流入することが期待される。堅調な米雇用などが好感され、連休明けの東京市場は投資家心理が上向くと考えられる。先に決算発表が本格化した東証1部銘柄が大きな値動きを見せているが、今週は新興市場でも主要企業の決算発表が予定されており、値幅取りを狙った物色が活発化するだろう。

今週は、5月8日にワークマン、9日にUTグループ<2146>、ユナイテッド<2497>、CRI・ミドルウェア<3698>、メルカリ、そーせいグループ<4565>、10日にミクシィ、マクドナルド、セリア<2782>、ALBERT<3906>、Kudan<4425>、ハーモニックなどが決算発表を予定している。ワークマンやUTグループ、マクドナルドなどは好業績が続くか注目されそうだ。また連休中には、自律制御システム研究所<6232>が工場内などで使う小型ドローン(小型無人機)を開発したと報じられている。

IPO関連では、令和最初の案件となる5月30日のバルテス<4442>上場を待つ格好となる。同社はソフトウェアテストを手掛け、初値期待が高まっているようだ。仮条件決定は10日、ブックビルディング期間は翌週14日からとなる。また、バルテスに続き大英産業<2974>(6月4日、福証)の新規上場が発表されている。




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