23日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で続落、ハイテク株急落 5月23日16時56分
23日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比39.19ポイント(1.36%)安の2852.52ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、41.05ポイント(1.36%)安の2987.54ポイントで取引を終えている。
中国景気の先行き不安が強まる流れ。米国の「中国ハイテク包囲網」が広がりをみせるなか、企業業績の悪化が警戒されている。トランプ米政権がエンティティリスト(輸出を規制する外国企業リスト)に追加した中国通信機器メーカー大手の華為技術(ファーウェイ)を巡っては、英半導体設計会社アームが取引を停止すると報じられた。また、同リストには杭州海康威視数字技術(002415/SZ)を含む5社が追加される可能性があると伝えられている。
業種別では、ハイテク関連が安い。半導体回路(IC)設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が8.2%、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が6.3%、業務ソフト大手の用友網絡科技(600588/SH)が5.6%ずつ下落している。このほか保険株、自動車株、消費関連株、医薬品株、運輸株、インフラ関連株、不動産株なども下げが目立った。
上記した米国の輸出規制リスト掲載が検討されているとみられる銘柄群では、美亜柏科信息(メイヤ・ピコ・インフォメーション:300188/SZ)が9.6%安、科大訊飛(アイフライテック:002230/SZ)が7.0%安、杭州海康威視数字技術が5.8%安、浙江大華技術(ジャージャン・ダーフア・テクノロジー:002236/SZ)が4.6%安などと値を下げている。
外貨建てB株も続落。上海B株指数が3.68ポイント(1.26%)安の287.85ポイント、深センB株指数が12.63ポイント(1.34%)安の932.63ポイントで終了した。
【亜州IR】
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