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「兜町放浪記」:人口減少社会と株式投資【FISCOソーシャルレポーター】  6月18日13時30分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2019年6月17日9時に執筆

「令和の世となれば、人心が一新されて何かの流れが変わるかもしれない。」などと淡い期待をもっていたが、そんなに上手い話は無かったようだ。せめてご祝儀相場という「株高」現象なんかが少しでも起きれば、勘違いさせてくれた可能性が少しはあったのではないかと思う。

直近の日本株は夏本番前に夏バテしているように見える。日経平均は21,000円処を停滞するのがやっとである。投資家の行動形式からすれば、「米金利下げの気運大→→→ドル安/円高懸念→→→日本株低迷」といった負の予定調和が完成することになろう。

果たしてそれだけなのか?と考えてしまう。政治や経済、株式市場の行方から企業業績、景気展望、どれも「悪くないのに、良くもない」のではなく「悪くても、良くしようとしない」思考が蔓延するのがこの国の問題ではないのだろうか。

30年も高値を抜けない株式市場の体たらくは、つまるところ「勤労者のモチベーションが低すぎる日本」の姿そのものように見えてくる。米国や新興国のような企業の新陳代謝と働く者のチャレンジ精神の回転エネルギーがこの国には感じない。日本の勤労者が頑張っていることは「穴を掘って、埋める」作業ばかりで気持ちが躍動するものが乏しいのではないか。「うぅんん。」と唸ることが増える日々である。

それに追い討ちをかけるのが「老後2000万円問題」でも騒がれていた人口減少社会の到来である。超高齢社会からさらに2歩・3歩進むような感覚である。大きな社会問題だと思われるのに株式市場で関連株の大相場が起こらないのは私には不思議である。IT革命に匹敵する材料に見えるのだが。

ここからの日本株の物色テーマは「働き方改革」「5G」「人口減少社会のサービス」となるのではないか。ここでは以下の銘柄に注目したい。

チームスピリット<4397>・・・働き方改革に必須となる労務管理統合ソフトで成長期待が高い銘柄。株式分割で流動性向上、分割前換算で上場来高値を14日に更新し戻り売りを吸収する強さが戻ってきた。中長期で期待。

日本ホスピス<7061>・・・在宅ホスピスなどホームヘルスケア事業を展開する会社。在宅介護分野などもっと光があたって欲しい事業だろう。売上の伸長が著しい。

ユニマット リタイアメント・コミュニティ<9707>・・・介護施設から有料老人ホーム運営を手がける老舗。連続最高益更新中という業績から見て低評価に甘んじている銘柄のひとつだろう。

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執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記



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