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NYの視点:8月以降の金利見通しは不透明  7月08日07時35分

5日発表された6月の米非農業部門雇用者数は前月比+22.4万人で市場予想の同比+16.0万人程度を上回った。ただ、4月と5月を合わせた雇用者数は従来から1.1万人減少した。6月の雇用統計発表後も7月に0.25ポイントの利下げが実施されるとの市場の見通しは変わっていないようだが、8月以降の金利見通しについては不透明であり、市場の見方は分かれているようだ。

一部の市場関係者は、「6月の雇用統計で非農業部門雇用者数を除くデータはインフレ進行を示唆していないため、8月以降に利下げを実施することは十分可能」と指摘している。一方、ある市場関係者は「6月の雇用統計を受けて7月利下げを見送ることはないとしても、6月の雇用統計は利下げを積極的に進める必要はないと言えるほどの内容」と見ており、「8月以降に利下げを実施するには、相応の材料・理由が必要不可欠になる」と考えている。

5日の米国株式は小幅安となったが、年内複数回の利下げ観測は後退し、米長期金利が上昇したことが嫌気されたとみられる。金利低下への市場の期待が再び高まるとすれば、雇用、インフレ、消費などの経済指標がやや悪化するなどの条件が必要となるが、市場関係者の間からは「経済指標が悪化すれば、利下げを実行しても米国株式が上昇する保証はない」との声が聞かれている。一部の市場関係者は「株高を実現するための利下げを期待すべきではなく、米国経済の情勢を慎重に観察し、政策金利変更のタイミングを予測することが重要となる」と指摘している。



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