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日経平均は下落、ETF絡みの売り需要警戒で押し目も入りづらく  7月08日12時10分

 日経平均は下落。198.02円安の21548.36円(出来高概算5億1000万株)で前場の取引を終えた。独立記念日明け後の米国市場は、雇用統計が予想を上回ったことから早期利下げ期待が後退し下落となり、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行した。その後はこう着感が強まるかにみられたが、日経平均は寄り付き直後に付けた21672.65円を高値に、前引けにかけてじりじりと下げ幅を広げている。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割近くを占めている。
セクターでは、水産農林、医薬品、海運、繊維、空運、建設、機械、精密機器、ガラス土石が1%超の下落。一方で、米長期金利上昇を背景に銀行が上昇。ゴム製品、鉱業が小じっかりだった。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ
<9983>、テルモ<4543>が軟調。

 米株安の流れから売りが先行するも、日経平均はこう着感の強い相場展開になるとみていたが、結局は5日線を下回り前引けにかけて下げ幅を広げている。上場TPX<1308>、225投信<1321>、上場225<1330>などETFの決算となるため、これに伴う分配金捻出の為の売り需要の影響が警戒されているとみられ、短期筋による先回り的な売り仕掛けの動きも意識されよう。

 先週から警戒されている要因であり、機械的に売られるため、需給悪化も一時的とみられるが、本日と10日に大量の売りが出るため、本日の処は影響を見極める中で、押し目も拾いづらいところである。引け間際には短期筋のショートカバーから下げ渋る展開もありそうだが、それを踏まえても押し買いニーズはなさそうである。

 そのため、影響を避ける格好から、新興市場の中小型株への資金シフトが意識されるところであろう。また、小売企業の決算発表が続いているが、決算内容が評価される企業への資金シフトがみられており、日経平均の弱さほど、センチメントは悪化していないであろう。日経平均は節目の21500円台での攻防をなっているが、6月の直近戻り高値であり、今回のマドを空けての上昇によるマド上限に位置する。マドを埋めずに踏ん張りを見せられるかを見極めたいところであろう。


<AK>

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