東京株式(大引け)=110円高、米株高受けリスク選好の流れに乗る 7月11日15時43分
11日の東京株式市場は、前日の米株高を受けてリスク選好ムードとなった。外国為替市場では急速な円高に振れたが、日経平均への影響は限定的だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比110円05銭高の2万1643円53銭と反発。東証1部の売買高概算は11億4081万株、売買代金概算は1兆7845億8000万円。値上がり銘柄数は1660、対して値下がり銘柄数は429、変わらずは60銘柄だった。
前日の米株市場では主要指数が揃って上昇、ナスダック総合指数が史上最高値を更新するなどリスクオンの流れが鮮明となり、きょうの東京市場もこれに追随する形で買いが優勢だった。注目されたパウエルFRB議長の議会証言は一段と緩和的な金融政策の必要性について言及、これを受け7月末のFOMCでの利下げ期待が再び高まり、株価押し上げ要因となった。一方、外国為替市場では日米金利差縮小を背景とするドル売り・円買いが進み、1ドル=108円台を割り込む急速な円高に振れた。しかし、自動車など輸出株比率の高いセクターは軟調な銘柄がやや目立ったものの、全体への影響は限定的だった。売買代金は1兆7000億円台にとどまり、8日連続で2兆円台を割り込む閑散相場が続いている。
個別では、任天堂<7974.T>が断トツの売買代金をこなし大幅高、ファーストリテイリング<9983.T>も上昇した。ソフトバンクグループ<9984.T>、東京エレクトロン<8035.T>がしっかり、SUMCO<3436.T>も高い。武田薬品工業<4502.T>も上値追い、リクルートホールディングス<6098.T>も買いが優勢だった。ユニゾホールディングス<3258.T>、バンダイナムコホールディングス<7832.T>、トレジャー・ファクトリー<3093.T>がストップ高に買われ、タマホーム<1419.T>、サイゼリヤ<7581.T>なども値を飛ばした。
半面、トヨタ自動車<7203.T>が軟調、キーエンス<6861.T>、SMC<6273.T>なども安い。かんぽ生命保険<7181.T>が大きく値を下げたほか、良品計画<7453.T>も売り優勢だった。DMG森精機<6141.T>やMonotaRO<3064.T>が急落。日本鋳鉄管<5612.T>も大幅安、ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>、コシダカホールディングス<2157.T>などの下げも目立つ。
出所:minkabuPRESS
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