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南アフリカは利下げ見送りで上値も重い展開か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)  8月29日09時27分

皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今日は、高金利通貨として魅力のある南アフリカ共和国の通貨ランドのレポートをご紹介します。

先週の南アランド円は下落しました。テクニカルマイスターでは、南アランドの値動きについて『世界経済の減速に対する懸念やアルゼンチンの危機を受けてリスク回避姿勢が強まり、新興国通貨には売り圧力がかかった』と分析。『米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が強まったことも、新興国通貨からの資金流出を招き、週初には対円で6.87円まで弱下落した』と伝えています。

一方、強材料としては『7月の南ア消費者物価指数(CPI)が前年比で+4.0%、前月比では+0.4%となり、それぞれ市場予想の+4.4%と+0.7%を下回り、インフレが抑制されていることが好感され』たと考察しています。しかし、週末は米中貿易戦争激化懸念でリスクオフの流れが新興国通貨にも影響し、ランドも下落しました。

今週の南アランド円については、『上値の重い展開が続きそう』と予想しています。その『米連邦準備制度理事会(FRB)が9月会合で追加利下げを行うとの見方が強まり、新興国でも利下げが相次いでいる』とのことで、南アフリカ準備銀行でも『7月の会合で0.25%の利下げを決定し6.50%とし、SARB総裁はこれが最後の利下げ』としています。そのため、市場は『来月19日の金融会合で政策金利を6.50%に据え置く可能性が高いと』みているようですが、CPIの低調な結果を受けて利下げ期待が高まったとのことです。

続けて、『南アにとって30%近い失業率対策や、国営電力会社エスコムの多額債務などを考えると、利下げは南ア経済にとってはプラス材料になると見られている』と解説しています。しかし、『南アランドが下落しているため輸入インフレが懸念され、利下げを見送る公算が大きいと見込まれている』、つまり利下げは南ア経済にとってプラスになりますが、それが見送られそう、ということです。

その利下げの見送り要因として、第1四半期のGDPが減少したことを挙げており、『国営電力会社エスコムが計画停電を考えていることや、南アの財政赤字などを考えると、南アランドの上値は重いだろう』との見解を述べています。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月27日付「南アランド円相場、先週の動き・今週の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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