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コラム【新潮流2.0】:行動は信念に基づいて(マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆) 10月21日16時33分

◆明日は「即位礼正殿の儀」が行われる。天皇陛下の即位を国内外に示す大変重要な儀式であり、国をあげてお祝いするため今年限りの祝日となる。誠におめでたいが、「祝賀御列の儀」、すなわち祝賀パレードが延期になったのは残念だ。来年の東京オリンピックのマラソン・競歩の開催地も札幌になりそうだし、なんだか少し寂しい東京の秋である。

◆前回も書いたが、時はまさにスポーツの秋。ラグビー・ワールドカップ、男子ゴルフの日本オープン、プロ野球は日本シリーズと頂上決戦たけなわである。街にキンモクセイの香りが漂い、冷涼な空気が満ちる。少し前までの暑さが嘘のようだ。改めて思う。来年のオリンピックをなぜ秋にしなかったのかと。

◆これについては、秋に人気スポーツの試合が集中する米国の意向が優先されたとか、それもスポンサーの(つまりはお金の)威光だとか、いろいろ解説されている。IOC、日本の大会組織委員会、東京都、誰が悪いとかいう問題ではないだろう。悪いのは暑さである。近年の日本の夏は「猛暑」を通り越して「酷暑」である。来年のことは分からないが、おそらく札幌でも相当暑いに違いない。(ご参考:9月9日配信の新潮流「復興」)

◆そのコラムに限らず、最近書くものといえば気候・天候の話題ばかり。先週の大槻さんの「夜話」も気候変動についてだった。ただ、大槻さんが指摘しているように、温室ガスと地球温暖化、さらに災害の甚大化については因果関係がはっきり証明されていない。これはある意味、ESG投資とそのリターンの関係が明確でないのと似ている。

◆しかし、行動とはエビデンスに基づいて行うものがすべて正しいとは限らない。エビデンスを待っていたり、確率に基づいて判断してばかりだと、結局動けないというケースも多い。行動は己の「信念」に基づくべきである。それが僕の信条だ。ESG投資も自身の信念に基づいて判断すればよい。投資における意思決定は、リスク・リターンの2軸では所詮、うまく決められないのだから。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆
(出所:10/21配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋)




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