<動意株・14日>(大引け)=ZHD、ヤマハ発、トリドールなど 11月14日15時06分
Zホールディングス<4689.T>とLINE<3938.T>が急騰。両社は経営統合に向けて最終調整に入ったとの報道を受け買いが殺到。ZHDは一時、前日に比べ19.5%高に買われ、売買代金はトップに膨らんだ。LINEはストップ高カイ気配となっている。ZHDとLINEを合わせると楽天<4755.T>を抜き国内のネット企業で売上高トップとなる。両社の経営統合は月内の基本合意を目指すとされている。アナリストからは「ZHD傘下のヤフーにとって、LINEのスマホユーザーを取り込むメリットがある。LINEも足もとでは伸び悩みが見られるだけにヤフーと組むことで成長性を取り戻すチャンスとなる。両社にメリットがあり、良い組み合わせとも見れる」と評価する声が上がっている。一方、楽天の株価は一時6.6%安と急落。「オンラインショッピングなどの点で競合しているだけに、ZHDとLINEが統合した場合のしわ寄せを一番受けることになりそうだ」(市場関係者)との見方が出ている。
ヤマハ発動機<7272.T>=動意。同社は13日取引終了後に19年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。営業利益は999億7800万円(前年同期比13.4%減)にとどまったものの、通期計画1250億円に対する進捗率は80%となった。売上高は1兆2672億1100万円(同0.4%増)となった。北米や欧州の大型船外機需要は依然強く、マリン事業は堅調に推移。先進国向けの二輪事業は工場稼働率の上昇などが寄与し、赤字幅が縮小した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
トリドールホールディングス<3397.T>=急反発、年初来高値を更新。同社は13日取引終了後に、20年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。事業利益は58億4000万円(前年同期比32.9%増)となり、従来予想の36億5100万円から上振れ着地した。売上収益は800億1700万円(同11.2%増)で、従来予想の777億4800万円を上回った。テレビCMや他社とのコラボレーションの効果などで、主力の丸亀製麺が好調に推移したことが寄与した。これを受けて、20年3月期通期の業績予想を上方修正。売上収益は従来計画の1567億9000万円から1590億6000万円(前期比9.7%増)に、事業利益は73億8300万円から95億7200万円(同31.7%増)にそれぞれ引き上げた。
新日本理化<4406.T>=商い急増で4日続伸。同社は機能性樹脂原料や法面活性剤、医薬中間体などに展開する化学メーカー。13日取引終了後に発表した19年4~9月期決算は営業利益が前年同期比79%増の3億100万円と8割近い伸びを示しており、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。株価は寄り直後に229円まで買われ、2月27日につけた高値227円を上抜き、約8カ月半ぶりに年初来高値を更新した。
エンビプロ・ホールディングス<5698.T>=一時ストップ高。資源リサイクルの大手で、リチウム電池再生事業などで注目度が高く、中古自動車販売も手掛ける。東南アジアで中古トラックの販売が伸びているほか、環境経営コンサル事業などが好調で足もとの業績は拡大が顕著だ。13日取引終了後に発表した19年7~9月期決算は営業利益が前期比2.4倍の4億4100万円と高変化をみせており、これを評価する買いが集中した。
小田原機器<7314.T>=一時ストップ高。同社は13日取引終了後に、19年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。営業損益は3億1000万円の黒字(前年同期は7億9700万円の赤字)となり、通期計画1億9900万円を大きく超過したことが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は49億5100万円(前年同期比2.9倍)で着地。バス事業者向けに「次世代型ICカード機器」や「首都圏向け運賃箱」の拡販を進めたほか、首都圏を中心に運賃収受システムの更新案件を取り込んだことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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