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買い一巡後は米中通商協議の行方を見極め 12月09日08時33分

 9日の日本株市場は、買い先行の展開が見込まれる。6日の米国市場では、NYダウが337ドル高と大幅に上昇。11月雇用統計で非農業部門雇用者数が26万6千人増と予想を大幅に上回ったほか、失業率も3.5%へと低下し、買いが先行。長期金利の上昇を受けて金融銘柄に幅広く買いが広がった。クドロー国家経済会議委員長が、米中貿易交渉について改めて第一段階の合意は間近との認識を示したことも好感された。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の23530円。円相場は1ドル108円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しよう。ただ、日経平均はもち合いレンジの上限レベルに接近する格好であり、買い一巡後はこう着感が強まりやすいところである。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)、10-12月期日銀短観、欧州中央銀行(ECB)政策金利発表など重要な経済イベントが予定されているが、市場の関心としては15日に米国が予定している中国製品への新たな関税の発動の行方を見極めたいところ。引き続き米高官発言等に振らされやすい状況が続きそうであるが、これといったニュースフローが出ないとしても、週末にはメジャーSQを控えており、先物主導での仕掛け的な売買も出難いところである。

 メジャーSQを控えてロールオーバー中心の動きにより方向感は出難いとみられ、基本的に日経平均は高値圏でのもち合いが継続しそうである。もっとも、今回の大規模な経済対策を受けた経済効果への思惑から、SQでの下へのバイアスが強まる可能性は低いと考えられる。

 一方、今週から年末にかけてはIPOラッシュになることもあり、個人主体の売買が活発化する可能性がある。昨年の急落相場でのトラウマも足元のマザーズ指数の上昇で解消されたとみられ、IPO銘柄の好循環が続くことで、他の出遅れている中小化型株へ資金が波及する流れも意識されよう。また、今週はブシロード<7803>、神戸物産<3038>といった個人投資家好みの決算発表が予定されており、個別決算を手掛かりとした物色も活発になりそうである。


<AK>

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