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商品先物市場は下げ止まるか~もっと知りたい商品先物取引  2月17日14時56分

みなさんこんにちは!フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。今回のコラムでは、年明けからの商品先物市場の動向と今後の見通しについてお伝えします。

■2020年は波乱の幕開けに
2020年の商品先物市場は波乱の幕開けとなりました。1月3日にイランの次期大統領候補といわれていたソレイマニ司令官が米国軍によって殺害されたのです。これを受けてイランが米軍施設に報復攻撃を行い、地政学的リスクが一気に高まりました。この影響で金や原油価格が急騰しています。その一方で、中国の湖北省武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎の集団感染が発生し、同市は封鎖されてしまいます。しかし有効な対策は見つからず感染は拡大を続ける中で都市機能は停滞。その影響は他の地域にも及び、このままで中国景気が停滞してしまうのでないかという懸念から、原油やゴム、銅など産業素材の相場は下落しました。

■商品全般の価格はダブルボトムを形成
商品全般の動向を確認するために、CRB指数(原油、金、大豆など商品先物を幅広く網羅した指標)を見てみましょう。1月3日までCRB指数は上昇トレンドを描いていましたが、その後は下落に転じています。ただ、これまでのところ去年の底値は下回っていません。昨年8月7日と23日にCRB指数は167ポイント台まで下げましたが、2月3日と4日の安値がこれを下回ることなく、反発しているのです。結果、167ポイント近辺に強力な抵抗帯を確認したのですが、これにより目先の下げが一巡した形だとみることもできます。

■商品先物市場は下げ止まるか
新型コロナウイルスの影響で中国の景気が後退し、連鎖的に世界の景気も落ち込むのではという不安が広まりました。株式市場も全般的に売られていましたが、2月3日の週から再び上昇傾向に回帰しています。2月3日の週の中ほどに、米国市場ではNYダウ、ナスダック、S&P500など主要株価指数が軒並み史上最高値を更新しました。そして上海総合指数は春節期間の休場の後、大幅下落で始まったものの、後に反発しています。もしこの株価の流れが実体経済を映すのであれば、景気の後退はそれほど心配するべきものでないと見ることもできます。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ

(参考 TOCOMスクエアTV)




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