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前場に注目すべき3つのポイント~下を売り込む流れにはなりづらい  4月08日08時50分

8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:下を売り込む流れにはなりづらい
■前場の注目材料:スギHD、20/2営業利益15.3%増、今期予想開示せず
■インフォコム、遺伝子解析ソフト拡充、米社と販売代理店契約


■下を売り込む流れにはなりづらい

8日の日本株市場は、利食い優勢も底堅さが意識される相場展開が期待される。7日の米国市場では、NYダウが26ドル安だった。世界の新型ウイルス感染がピークに近づいたとの見方から、早期の経済再開を期待した買いが先行し、一時23600ドルを回復する局面もみられた。

しかし、引けにかけて原油価格が急落すると、利食い優勢の展開となり、小幅ながら下げに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円安の18975円。円相場は1ドル108円70銭台で推移している。

昨夕の段階でNYダウは600ドル近く上昇していたほか、日経225先物も強い動きをみせていただけに、NYダウの下げはややハシゴを外された格好であろう。これにより、朝方は前日の上昇に対する利益確定の流れが先行しやすいところ。とはいえ、イタリアがロックダウン解除を来月上旬に開始と一部メディアが伝えているなど、世界の新型ウイルス感染がピークに近づいたとの見方から、下を売り込む流れにはなりづらいだろう。

反対にリスク回避姿勢が和らいでくる状況の中、売り込まれていた銘柄等へは、買い戻しの動きが次第に強まる可能性も意識される。日本は緊急事態宣言によって経済への影響は相当大きいものの、政府の緊急経済対策によって影響を抑え込む取組みは評価材料である。

売買代金が3兆円を下回る薄商いの状況下においては、昨日の様なアンワインドの流れが大きく出やすいところである。そのため、変動率は高止まりとなるだろうが、下へのバイアスは次第に収まってくると見られる。また、反落が予想されるものの、日銀のETF買い入れによる需給が相場の下支えとして意識されやすいところでもある。

物色については、新型コロナウイルスの関連する銘柄による循環的な物色は継続しやすく、足元では、検査を増やすことで感染者拡大が想定されるなか、医療機器や試薬といった分野へ資金が向かいやすいだろう。


■スギHD、20/2営業利益15.3%増、今期予想開示せず

スギHD<7649>が発表した2020年2月期決算は、売上高が前期比11.0%増の5419.64億円、営業利益が同15.3%増の297.62億円だった。期初計画を上回っての着地となり、10年連続で最高益を更新。スギ薬局を中心に新規出店した効果に加え、調剤部門の伸びがけん引した。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が読めないとして、21年2月期の業績予想は開示しなかった。


■前場の注目材料
・日経平均は上昇(18950.18、+373.88)
・日銀のETF購入
・日米欧の大型財政出動
・株安局面での自社株買い
・来期の業績回復期待


・緊急事態宣言、7都府県対象・来月6日まで、108兆円の緊急経済対策
・インフォコム<4348>遺伝子解析ソフト拡充、米社と販売代理店契約
・三菱商事<8058>ALSOKとFM事業で提携
・三菱ケミHD<4188>アシストスーツ本格導入、作業別使用法を周知
・京セラ<6971>屋内外で人の所在把握、物流作業向け位置情報機器
・AGC<5201>スペイン拠点増強、医薬品の開発・製造受託強化


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50 2月経常収支(予想:+3兆672億円、1月:+6123億円)
・08:50 2月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:-2.9%、1月:+2.9%)

<海外>
・特になし




<SF>

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