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こう着ながらも日経平均は75日線突破を意識したセンチメントに  5月18日08時35分

 18日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。15日の米国市場では、NYダウが60ドルと小幅に上昇。米国政府が中国通信機器最大手ファーウェイへの制裁強化を発表するなど米中対立激化が懸念されたほか、4月小売売上高が過去最大の落ち込みとなったことを嫌気して、大きく下落して寄り付いた。

 その後、5月のミシガン大消費者信頼感が予想外に改善したほか、NY州を始め経済活動の再開が一段と拡大される見通しとなり、緩やかに上昇に転じる展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の20020円。円相場は1ドル107円10銭台で推移している。

 米国市場は引けにかけて切り返していたこともあり、若干ながらも買いが先行しそうである。ただし、新型コロナ感染拡大の行方や米中関係の緊張などが重石となりやすく、上値追いは慎重であろう。決算がピークを通過したことでアク抜けも意識されてくる可能性がありそうだが、日経平均の2万円処では強弱感が対立しやすい。

 また、テクニカル面では日経平均は25日線が支持線として意識される一方で、75日線が上値抵抗として意識されている。両線は収束してきており、煮詰まり感が意識されてきている。抵抗支持線をどちらかにブレイクする局面においては、その方向に走りやすくなるため、方向性を見極めたいところでもあろう。

 そういった点では、下は売り込みづらい面もある。先週末は日銀がETF買い入れを行ったことである。これまでは前引けのTOPIXの下落率が0.5%以上のタイミングとみられていたが、このときのTOPIXの下落率は0.32%だった。タイミングが見極めづらくなるとともに、短期筋は売り込みづらくなりそうである。今週は中国の全人代が控えているため、中国による政策期待も意識されやすい。

 また、楽観視は出来ないとはいえ、新型コロナウイルスについては東京都の感染者は減少傾向にあるほか、大阪では感染者数がゼロとなるなど、経済活動の再開への期待が高まりやすく、押し目買い意欲も次第に強まる可能性がある。そのため、日経平均の2万円処での底堅さが意識されやすいだろう。75日線突破を意識したスタンスになりそうだ。


<AK>

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