東京株式(大引け)=161円高、米株安も利食いこなし上値指向継続 5月20日15時49分
20日の東京株式市場は、前日の米株安にもかかわらず買いの勢いが勝り、日経平均は上値指向を継続。大引けは伸び悩んだものの2万600円近辺まで上昇した。
大引けの日経平均株価は前営業日比161円70銭高の2万595円15銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は12億1446万株、売買代金概算は2兆1730億2000万円。値上がり銘柄数は1395、対して値下がり銘柄数は682、変わらずは93銘柄だった。
きょうの東京市場は、引き続きリスクを取る動きが優勢で目先筋の利益確定売りを吸収した。前日の米国株市場では米製薬ベンチャーによる新型コロナウイルスのワクチン開発に対する懐疑的な見方などが重しとなり、NYダウをはじめ主要株指数が下落したが、日経平均は小幅高でスタートした後、漸次水準を切り上げる強調展開となった。米中対立の先鋭化を嫌気するムードも貿易交渉第1段階の合意を破棄しない姿勢が伝わったことで懸念が後退した。国内企業の決算発表が一巡し、経済活動の再開に対する期待が改めて全体相場を押し上げている。前日のパウエルFRB議長の経済対策に前向きな議会証言なども好感された。業種別には非鉄株の上げが目立つ一方、銀行株が軟調だった。売買代金は前日を下回ったが、2兆円台はキープしている。
個別では、任天堂<7974.T>が堅調、ファーストリテイリング<9983.T>も上昇。ソニーフィナンシャルホールディングス<8729.T>が値を飛ばした。キーエンス<6861.T>、SMC<6273.T>が値を上げ、東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>など半導体関連も強い。オリエンタルランド<4661.T>も上値追い。東京計器<7721.T>がストップ高に買われ、UACJ<5741.T>も値を飛ばした。ウシオ電機<6925.T>、古河電気工業<5801.T>なども商い活況のなか大幅高となった。
半面、ソニー<6758.T>が下落、富士フイルムホールディングス<4901.T>も軟調。東京海上ホールディングス<8766.T>も下値を試した。日本エアーテック<6291.T>が急落したほか、シャープ<6753.T>も大幅安。双信電機<6938.T>が利食われ、コロプラ<3668.T>も安い。アイフル<8515.T>も値を下げた。
出所:MINKABU PRESS
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