東京株式(大引け)=517円安、米国の新型コロナ感染拡大でリスクオフ 6月29日15時33分
週明け29日の東京株式市場は前週末の米国株急落を受けてリスク回避の売りに晒された。日経平均は500円を超える下げでフシ目の2万2000円台を割った。
大引けの日経平均株価は前週末比517円04銭安の2万1995円04銭と大幅反落。東証1部の売買高概算は12億4962万株、売買代金概算は2兆1407億1000万円。値上がり銘柄数は506、対して値下がり銘柄数は1618、変わらずは40銘柄だった。
きょうの東京市場は米国での新型コロナ感染拡大を警戒した。前週末の米国株市場では、新規感染者数の増勢が止まらない新型コロナによる影響で経済回復が遅れることへの警戒からNYダウが700ドルを超える急落をみせ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も大幅反落となった。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ広範囲に売りが広がった。取引時間中はアジア株が総じて安かったことなども投資家心理を冷やした。ただ、米株価指数先物は底堅くプラス圏で推移する場面もあり、日経平均は前場下げ渋る動きもみせたが、後場に入ると再び売り直された。中国があすにも「香港国家安全維持法」を可決するとの観測もあり、米中摩擦の激化を懸念する売りも誘った。米国の年金基金のリバランスに伴う売りに加え、先物を経由したヘッジファンドの売り圧力なども全体相場の下げを助長したとみられている。
個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が大きく値を下げたほか、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984.T>も安い。トヨタ自動車<7203.T>、ソニー<6758.T>なども売りに押された。任天堂<7974.T>も売りが優勢。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが下落、富士通<6702.T>も利食われた。ディー・エル・イー<3686.T>が大幅安、千趣会<8165.T>、三櫻工業<6584.T>の下げも目立つ。日本通信<9424.T>、ペッパーフードサービス<3053.T>も大きく値を下げた。
半面、レーザーテック<6920.T>が値を保ち、日本電産<6594.T>も堅調。ニトリホールディングス<9843.T>も頑強な値動きをみせた。ウシオ電機<6925.T>が大きく値を上げた。丸文<7537.T>、グローバルキッズCOMPANY<6189.T>がストップ高に買われ、TDCソフト<4687.T>、日本電子材料<6855.T>なども高い。
出所:MINKABU PRESS
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