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米国雇用統計:6月の振り返りと7月のポイント「2つのシナリオパターン」住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)  8月07日12時03分

こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。8月7日発表の米雇用統計に向けてレポートをご紹介します。その前に前回の6月雇用統計を振り返ってみましょう。

6月の非農業部門雇用者数は前月比480万人増となり、市場予想の323万人増を大幅に上回りました。レポートでは、『非農業部門雇用者の増加幅が市場予想を上回っており、5月と6月の2カ月で約750万人の雇用増加(雇用回復)が確認されました』と伝える一方、『3月と4月の2カ月間で雇用者数は約2216万人減少しており、1500万人の雇用が失われたままです』と、引き続き、労働市場への影響に注意を向けています。

また、失業率については11.1%と市場予想ほどの悪化は見られませんでした。6月雇用統計発表のあった7月2日のドル・円の動向については、『ドル・円は107円40銭から107円73銭まで上昇し、107円50銭で取引終了』と紹介しています。

7月の雇用統計は非農業部門雇用者数150万人増、失業率10.5%、平均時給は前月比+4.2%が予想されていますが、いったいどのような内容になるのでしょうか。

レポートでは非農業部門雇用者数に着目し、2パターンのシナリオを紹介しています。

まず、『非農業部門雇用者数が予想以上に増加した場合』については、『ドル買いが強まる可能性』があると予測しています。7月の非農業部門雇用者数が、市場予想の150万人程度を上回った場合は、雇用回復への期待が再浮上し、ドル買いにつながる可能性があると伝えています。

一方、『非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想を下回った場合』については、『ドル売り材料に』なるだろうと予測し、『7月の非農業部門雇用者数は3カ月連続で大幅な増加が予想されているものの、市場予想を下回った場合、持続的な雇用回復への期待は低下し、ドル売りが優勢となる可能性があります』と伝えています。また、失業率が市場予想より悪化した場合も、同様にドル売りが強まる可能性を伝えています。

7月は新型コロナウイルスが再燃し経済活動の再開が遅れ、企業は再度、従業員の解雇に踏み切らざるを得なくなっています。雇用統計よりも労働市場の先行指標とされる失業保険申請件数は7月中旬以降再び増加に転じています。トランプ大統領は「7月の雇用統計は大きな数字になる」と期待していますが、先行指標は失業率が再び上昇、雇用者数も減少に転じるというネガティブサプライズの可能性も警戒されるでしょう。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子




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