株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

エーザイが日経平均のけん引役に、ハイテクの利食い見極め  8月11日08時49分

 11日の日本株市場は、米国市場の流れを受けて買い先行後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。10日の米国市場はNYダウが357ドル高と上昇する一方で、ナスダックは下落。中国の良好な経済指標や米国の雇用関連指標が予想を上回ったため世界経済の回復期待が強まった。

 また、トランプ大統領が追加財政措置で大統領令に署名したことも好感された。中国政府が米上院議員など11人を対象に報復制裁を発表したが、トランプ政権の閣僚を除外した為、米中対立深刻化懸念も緩和した。一方で、トランプ大統領による中国のアプリTikTokやWeChatを禁止する大統領令の影響でハイテク株は引き続き軟調。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の22495円。円相場は1ドル105円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行でのスタートとなろう。ただし、ナスダックの下落からハイテク株の上値の重さが意識されやすく、買い一巡後はこう着感が強まる可能性がありそうだ。また、25日線が上値抵抗として意識されやすく、戻り待ちの売り圧力も意識されやすいところだろう。足元でみられているハイテク株への利益確定の流れが続くようだと、日経平均の重石になりやすく、物色の流れも次第にバリュー株へのシフトが意識されてきそうである。

 個別ではエーザイ<4523>が米バイオジェンと開発しているアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、米食品医薬品局(FDA)から優先審査の指定を受けたと発表。これを受けてADRでは8%程度の上昇をみせており、日経平均のけん引役になりそうである。そのほか、先週末には600社を超える企業が決算を発表しているため、決算を手掛かりとした個別物色の流れも意識されやすいところである。

 また、マザーズ指数が足元で強いトレンドを形成しており、引き続き中小型株へは個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすいところであろう。米国では追加の経済対策がまとまるまでは底堅い相場展開が続くとみられている。一方で米中対立への警戒感が根強く、相場全体の重石になりやすいところではある。それ故に影響を受けづらいであろう中小型株には短期の資金が集中しやすいとみられる。


<AK>

 Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »