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こう着ながらも底堅さが意識される相場展開【クロージング】  8月14日16時03分

14日の日経平均は4日続伸。39.75円高の23289.36円(出来高概算10億5553万株)で取引を終えた。オプションSQに絡んだ売買が買い越しだった影響もあり、寄り付き直後には23338.79円と前日の高値を上回っている。ただし、その後は週末要因もあってこう着感が次第に強まっており、前場半ばには一時23222.85円と下げに転じる場面がみられている。しかし、下値の堅さも意識されており、再び23300円を回復するなど、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開だった。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターではサービス、医薬品、精密機器、保険、電気機器、食料品が堅調。半面、不動産、鉱業、輸送用機器、建設、銀行、非鉄金属が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、エムスリー<2413>、エーザイ<4523>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ソニー<6758>が堅調。一方でソフトバンクG<9984>が重石となった。

日経平均は朝方に高値を付け、その後は100円程度の狭いレンジ取引が続いた。SQ値は概算で23350.79円となり、幻のSQといった形ではあるが、上値の重さが意識されるというよりは直近の上昇に対する利食いが想定されていただけに、反対に底堅さが意識される展開だった。また、ソフトバンクGや東エレク<8035>が弱含みに推移している中での上昇であり、センチメントは良好であろう。NT倍率は若干上昇しており、やや日経225型優位の展開だが、足元でみられていたグロース株からバリュー株へのシフトの巻き戻しとみるかは見極めが必要な所であろう。

また、決算が通過したことにより、来週は機関投資家が動きやすくなるほか、米中対立への行方など外部要因に振らされやすくなる可能性がありそうだ。日経平均はコロナによる3月以降の下落部分を吸収し、2月以来の水準を回復している。いったんは達成感が意識されるものの、同水準での底堅さが意識されるようであれば、1月の年初来高値を意識したトレンド形成に向かう可能性もあるだろう。経済活動再開に向けた動きによって売り込まれていた銘柄への見直す流れも引き続き注目されよう。



<AK>

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