東京株式(大引け)=192円安、薄商いのなか利益確定売り優勢に 8月17日15時39分
17日の東京株式市場は、前週末の米国株が上昇一服となったことを受け利益確定売り優勢となり日経平均は反落したが、下げ幅も200円未満と限定的だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比192円61銭安の2万3096円75銭と5日ぶり反落。東証1部の売買高概算は8億1922万株、売買代金概算は1兆5014億9000万円。値上がり銘柄数は635、値下がり銘柄数は1452、変わらずは86銘柄だった。
きょうの東京市場は薄商いのなか、日経平均やTOPIXなど主要株指数は終始軟調な推移となった。日経平均は前週末まで4連騰で900円以上の上昇をみせたが、目先はポジション調整の売り圧力が強まり、時価総額上位の大型株中心に売られるものが目立った。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念に加え、閣僚級の貿易協議の延期などを受け米中対立が先鋭化することへの警戒感も根強い。朝方発表された20年4~6月期のGDP速報値は、年率27.8%の減少とリーマンショック時をはるかに上回る戦後最大の落ち込みを記録、特に個人消費の落ち込みが激しかったこともあって買いが手控えられた。しかし、後場に入ると後半は下げ渋る展開となり、引け際に手仕舞い売りで一段安となったものの下げ幅は200円に届かなかった。全体売買代金は1兆5000億円と約7カ月ぶりの低水準。
個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が軟調、レーザーテック<6920.T>も売りに押された。リクルートホールディングス<6098.T>が値を下げたほか、ダイキン工業<6367.T>も利食われた。アイスタイル<3660.T>、Orchestra Holdings<6533.T>、オプティム<3694.T>などが急落したほか、セレス<3696.T>、日本エアーテック<6291.T>などの下げも目立つ。ラクーンホールディングス<3031.T>なども安い。
半面、任天堂<7974.T>が商いを集め堅調、チェンジ<3962.T>も頑強な動きをみせた。日立製作所<6501.T>もしっかり。エムアップホールディングス<3661.T>、ソフトブレーン<4779.T>、オイシックス・ラ・大地<3182.T>、フェイス<4295.T>、ディー・エル・イー<3686.T>、スカラ<4845.T>などストップ高銘柄が続出した。
出所:MINKABU PRESS
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