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全般こう着の中、マザーズ銘柄に個人主体の資金流入が継続 10月12日08時35分

 12日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうである。9日の米国市場はNYダウが161ドル高だった。トランプ大統領が大規模な包括的経済対策を検討する考えを示したことが材料視された。その後ムニューシン財務長官は1.8兆ドル規模の案をペロシ議長に提案すると報じられたが共和党のマコーネル上院院内総務は選挙前の合意は困難との考えを示したため一時伸び悩む場面もあった。しかし、いずれ何らかの救済策で合意成立するとの根強い期待感に終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の23560円。円相場は1ドル105円70銭台で推移している。

 米国市場では追加の経済対策が実現するかどうか、これを見極める動きが相場変動を激しくしていることもあり、方向感を掴みづらくさせている。しかし、市場は選挙後にも合意するとの見方に向かっているようであり、大きな波乱の展開にはならなそうである。また、大統領選においてもバイデン氏優勢の中において、バイデン氏勝利を意識したポジティブ面を探る物色にも向かっているとの見方もされており、こちらも波乱要因としての警戒感は和らいでいる。

 一方で日経平均は底堅さが意識されており、先週の上昇において23000円と23500円とのレンジを突破してきている。これまでのレンジ上限の23500円を固めてくる動きをみせ、次第に24000円を意識したトレンド形成が期待されてきそうである。引き続き米大統領選や追加経済対策に関連した報道等に振らされやすく、外部環境を睨みながらの相場展開の中で売り仕掛け的な動きも出てくる可能性はありそうだが、押し目買いの好機になる展開が期待される。

 そのほか、今週は米国企業の決算発表が本格化してくるほか、国内においても小売企業などの決算発表が予定されているため、個別の業績を手掛かりとした物色に向かいやすく、決算内容によっては関連銘柄へ波及する展開も想定されそうだ。また、米アップルの特別イベントも予定されており、5G関連などテーマ株への手掛かり材料になりそうである。その他、強いトレンドが続いているマザーズにおいても、物色対象は絞られてくるだろうが指数への影響の大きい主力の中小型株においては、個人主体の資金が集中しやすいと考えられる。


<AK>

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