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米株先物の動向を睨みながらの展開に 10月28日08時42分

 28日の日本株市場は、重要イベントを控えて商いが膨らみづらい状況のなかで、先物に振らされやすい相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが220ドル超の下落となる一方でナスダックは上昇。10月消費者信頼感指数が、前月からの上昇予想に反して低下したほか、フランスで新型コロナ感染死者数が4月以来の高水準に達するなど感染拡大への警戒、さらに追加経済対策への期待も後退していることが下げにつながったようだ。一方で、ハイテク株はAMDが同業のザイリンクスを350億ドルで買収すると発表が材料視されていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円安の23405円。
円相場は1ドル104円40銭台で推移している。

 米国ではペンシルベニア州でナイフを所持していた黒人男性が警察官から撃たれ死亡する事件が発生し、抗議活動に発展している。大統領選の激戦区であることから来週に控えている米大統領選への不透明要因になりそうである。大統領選前での追加経済対策の合意はなさそうであり、引き続き不安定な相場環境に中において商いは膨らみづらく、昨日同様、先物主導で振らされやすい需給状況であろう。グローベックスの米株先物の動向を睨みながらの展開になりそうであるが、短期的な売買が中心であることから急激な値動きに対しては、その後の買い戻し等を意識した押し目狙いになりそうだ。

 日経平均は23500円を下回っているが、テクニカル面では一目均衡表の雲上限に接近してきており、これが支持線として意識される。昨日は23230円辺りまで急落していたが、再びこの水準が意識されてくるかは見極めたいところ。物色の流れは大きくポジションを取りづらいなかで決算を手掛かりとした日替わり的な売買が中心になりそうである。ただし、決算評価も機関投資家は積極的に動いていないと考えられ、短期のヘッジファンドや個人主体と考えられるため、上値追いは慎重になりやすいところでもある。

 そのほか、昨日はマザーズの上昇が話題となっていたが、昨日リバウンドをみせていた銘柄への物色が継続するかによってセンチメントに大きく影響を与えることになりそうだ。米国市場の不安定な流れから利食い先行となろうが、売り一巡後の中小型株の出直りが強まるかが注目されるところであろう。また、足元での決算では保守的な見通しを上方修正してくる流れが目立っている。その中で期待先行で上昇していた銘柄の据え置き等は利益確定の売りが強まるきっかけになる可能性があるため、相対的に弱含みで推移していた銘柄へのアク抜け期待の物色にも向かわせやすいだろう。



<AK>

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