株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

商い膨らみづらく短期的な売買に振らされやすい需給状況 10月30日08時48分

 30日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。29日の米国市場ではNYダウが139ドル高と反発。7-9月期GDP速報値が4-6月期の過去最大の落ちこみから予想以上の回復を示し過去最大の伸びを記録したほか、週次新規失業保険申請件数も予想以上に減少し回復期待が広がったことに加え、新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発期待などが材料視されている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の
23300円。円相場は1ドル104円60銭台で推移している。

 米国市場の反発の流れは材料視されるが、米国市場では前半はリスクオン状態であったが、半ばあたりからリスクオフの地合いとなり、やや売り圧力が強まったようにみられる。この流れからシカゴ先物は23360円まで上昇する場面がみられたものの、引けにかけて弱含みとなり、日中比ではマイナスとなっている。週末要因で積極的な売買は手控えられやすいなか、来週には米大統領選挙が控えていること、さらに来週は11月3日が祝日となるため、ポジション調整による売買が中心になりそうである。

 昨日はギャップスタート後に底堅さが意識されていたが、ショート筋のカバーによる影響のほか、日銀のETF買い入れに伴う需給インパクトの影響が大きいだろう。先物市場ではクレディスイスがショートカバーとみられる動きであったが、原油相場の弱さなどから短期的とはいえ売り仕掛けの動きが出やすいだろう。模様眺めムードの中で売買は膨らみづらいため、先物主導による短期的な売買に振らされやすい需給状況であることは認識しておきたいところである。また、グローベックスの米株先物は弱い値動きをみせていることもあり、売り方にとっては仕掛けやすいところ。

 なお、昨日はソニー<6758>が決算評価の流れから終日堅調だったが、本日はファナック<6954>の上方修正が好材料視されやすく、日経平均の下支えとして意識されやすい。また、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの決算評価の動きも注目されやすい。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が底堅い動きをみせてくるようであれば、売り仕掛け後のカバーも早いだろう。


<AK>

 Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »