日経平均は6日ぶり反発、買い戻し一巡後は大統領選前に様子見 11月02日16時11分
日経平均は6日ぶり反発。10月30日の米国市場でNYダウは反落し、157ドル安となった。欧米での新型コロナウイルス感染拡大が嫌気されたうえ、前の日に決算発表したアップルなどに売りが出た。ただ、30日の日経平均は米国株の大幅下落を見越して下げ幅を広げたため、週開けの本日は買い戻しが先行して133円高からスタート。政策期待も加わって前場中ごろを過ぎると23370.91円(前週末比393.78円高)まで上昇する場面があったが、後場に入ると翌日の休場と米大統領選を前に様子見ムードが強まった。
大引けの日経平均は前週末比318.35円高の23295.48円となった。東証1部の売買高は11億8777万株、売買代金は2兆2263億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、陸運業、金属製品、鉄鋼、電気・ガス業、銀行業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は23%となった。
個別では、ソニー<6758>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>などが堅調で、三菱UFJ<
8306>などのメガバンク株は揃って3%前後の上昇となった。先週末の決算発表企業ではエムスリー<2413>などが買い優勢。自社株買い実施やトヨタ自との提携強化も好材料視されたKDDI<9433>が4%超上昇し、通期予想を上方修正したJT<2914>は6%
の上昇となった。また、スミダ<6817>やトプコン<7732>が東証1部上昇率上位に顔を出し、ワコム<6727>はストップ高水準で取引を終えた。一方、ソフトバンクG<9984>が軟調で、ファーストリテ<9983>は小幅に下落。レーザーテック<6920>は好決算ながら売りに押され、通期予想が市場の想定を下回ったZHD<4689>は10%を超える下落となった。また、テクマト<3762>や竹本容器<4248>が東証1部下落率上位に顔を出し、ISID<4812>はストップ安を付けた。
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