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景気敏感株へのシフトを見極めたいところ 11月10日08時55分

 10日の日本株市場はギャップスタート後はやや過熱警戒感が高まりそうである。9日の米国市場ではNYダウが834ドル高と大幅に上昇する一方で、ナスダックが下落している。米大統領選の結果に目処がつき不透明感が一段と後退したほか、新型コロナワクチン開発で大きな前進が見られ、実用化期待に景気見通しが大きく改善し寄り付きから大きく上昇。ハイテク株から景気循環株へのポートフォリオの移行が目立っている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比580円高の25440円。円相場は1ドル105円30銭台と円安に振れて推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から連日でギャップスタートととなろう。25000円を一気に上放れてくるため、昨日同様にショートカバーの流れが強まりやすいところ。
また、米国ではNYダウが3万ドルに迫る場面がみられたが、その後は上げ幅を縮めているほか、ナスダックが下げに転じていることもあり、ギャップスタート後は急ピッチの上昇に対する過熱感が意識されてくる可能性がありそうだ。

 また、米国では景気敏感株へのシフトが強まっており、この流れからはグロース株への利益確定に対して、相対的に出遅れているバリューシフトが波及してくるかが注目されるところである。そのため、決算が評価される銘柄においても、これまで強いトレンドを形成している銘柄へはいったん利益を確定させてくる可能性があるだろう。一方で業績面では手掛けづらいものの、株価水準から割安感が意識されている銘柄においては、見直しの流れに向かう展開も意識される。

 米国では新型コロナワクチンに関する報道で物色がシフトした面が大きく、持続性には見極めが必要と考えられるが、日経平均の急ピッチの上昇に対する過熱感が意識されやすい水準でもあるため、割安銘柄を探る流れが正当化されそうである。もっとも積極的にロングポジションを積み上げてきた上昇ではなく、概ね売り方のショートカバーが中心と考えられるため、押し目待ちの買い意欲は強いと考えられる。


<AK>

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