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引き続きワクチン・治療薬開発前進を好感 11月11日12時15分

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25338.52;+432.93TOPIX;1723.65;+22.85


[後場の投資戦略]

 中国最大のネット通販セール「独身の日」が始まった。日経電子版によると、最大手のアリババ集団は例年よりセール期間を長く設けており、11日午前0時半(日本時間同日午前1時半)時点で取扱高が3723億元(約5兆8000億円)を超えたと発表した。2019年の2684億元を既に上回っているという。楽天の国内EC流通総額が4兆円前後であるのと比べても、中国市場の規模の大きさが窺える。

 ただ、中国の元気の良いニュースは以前に比べ少なくなっているようにも感じる。
中国は逸早く新型コロナを封じ込め、さらに、「緊急使用」の名目でワクチン接種が大規模に行われていると伝えらえている。にも関わらず、上海総合指数は夏場以降、3400ポイント台で上値を抑えられており、コロナ封じ込めやワクチン接種、「独身の日」に浮かれる気配は感じられない。世界の株価が躍動していた昨日も上海総合指数は静かに下げていた。

 一方、新型コロナ感染拡大に悩まされている欧米各国や日本だが、今週は米大統領選でのバイデン氏勝利濃厚の報道や、ワクチンや治療薬開発の進展を受け、ダウ平均は30000ドルに迫り、日経平均は29年ぶり高値となるなど株式市場が活況だ。コロナが拡大する中での株高に「浮かれすぎ」との指摘も聞かれるが、コロナを封じ込め、ワクチンの大規模な摂取が行われ、また、米国がバイデン政権となれば米中関係が改善するとの指摘もあるにも関わらず株価が上放れない中国とは対照的に見える。

 中国はじっと息を潜め、何かを警戒しているのか。そこには米大統領選も絡むのか。もう少し考えたいが、紙面の都合で続きは次の機会に回す。

 さて、後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。相場の先高観は強いものの、日経平均は昨日までの6連騰で2000円近く上昇しており、目先、過熱感が意識されている。また、ダウ平均先物がここ2日で1000ドルを超す上げとなる一方、ナスダックは300ポイントを超す下落となっており、今晩の米国株式相場を確認したいとのムードも広がりそうだ。
(小山 眞一)


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