東京株式(大引け)=135円安と9日ぶり反落、新型コロナ「第3波」に警戒感 11月13日15時44分
13日の東京株式市場で日経平均株価は9日ぶりに反落。新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒感が台頭したほか、前日までの連騰の反動で利益確定売りが膨らんだ。
大引けの日経平均株価は前日比135円01銭安の2万5385円87銭。東証1部の売買高概算は13億3373万株。売買代金概算は2兆7215億9200万円となった。値上がり銘柄数は341と全体の約16%、値下がり銘柄数は1789、変わらずは46銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが317ドル安と続落。新型コロナの感染者数の増加に歯止めがかからず、一部ではロックダウン(都市封鎖)を警戒する見方も台頭した。これを受けた東京市場も軟調展開。日本でも12日の感染者数が過去最多となり「第3波」襲来による経済への悪影響が懸念された。前日までの連騰で日経平均株価は29年ぶり高値圏に上昇していたほか、為替市場では1ドル=104円80銭台まで円高が進んだことも売り要因となった。日経平均株価は一時300円を超す下落となったが、引けにかけ下げ渋った。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984.T>やトヨタ自動車<7203.T>が安く、ファナック<6954.T>やキーエンス<6861.T>が値を下げた。新型コロナ感染拡大の影響が懸念されJR東日本<9020.T>やANAホールディングス<9202.T>が安く、三井不動産<8801.T>や三菱地所<8802.T>といった不動産株も下落した。ブリヂストン<5108.T>も売られた。
半面、ファーストリテイリング<9983.T>やソニー<6758.T>、任天堂<7974.T>が高く、東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>など半導体製造装置株が値を上げた。今期最終赤字の縮小を発表した日産自動車<7201.T>が買われた。川本産業<3604.T>やダイトウボウ<3202.T>、中京医薬品<4558.T>、プレシジョン・システム・サイエンス<7707.T>といった新型コロナ関連株が急伸した。
出所:MINKABU PRESS
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