11月10日時点のCMEのBTC先物建玉分析、中期的には2,674ドルの下押し圧力【フィスコ・ビットコインニュース】 11月17日13時44分
CFTC(米商品先物取引委員会)は火曜日時点でのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン(BTC)先物の部門別ポジションを当週末に公表している。為替市場ではCFTCが公表している非商業部門(投機筋)ポジションがよく注目される。
11月10日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、非商業部門のショートポジションは先週より縮小した(CFTCより)。ポジションが過去平均に回帰し、10日時点での非報告部門による11,220枚(約9.4億ドル)の買い越しが過去平均(5,825枚、約4.9億ドル)まで縮小することを前提とすれば、ビットコイン価格には2,674ドルの下押し圧力が働くことになる(17日時点のビットコイン価格は16,743ドル)。
CMEのビットコインの先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.5(2019年以降のデータ)とCME先物の建玉とビットコイン価格は連動性があるとは言いにくい。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対アセットマネージャーが0.6と正の相関であるのに対して、対ディーラーが-0.4、対レバレッジが-0.65、対その他が-0.03といずれも負の相関となっている。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できない。
ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関係者の関心が高い。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためだ。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバレッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考える。
<RS>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
カテゴリ 「ビットコインニュース」 のニュース一覧
-
10時38分日立とみずほ、ブロックチェーンで物流を一体管理【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月15日11時00分「メトカーフの法則」ビットコイン価格は割高の可能性も【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月14日11時13分暗号資産(仮想通貨)のイベントスケジュール:1月14日更新【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月14日10時26分NVTから見た足元のビットコイン妥当価格は23,968ドル【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月13日10時39分ハッシュレート分析によるビットコイン妥当価格は14,422ドル【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月12日11時56分1月5日時点のCMEのBTC先物建玉分析、中期的には4,936ドルの下押し圧力【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月08日13時56分「メトカーフの法則」ビットコイン価格は割高の可能性も【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月08日10時25分暗号資産(仮想通貨)のイベントスケジュール:1月8日更新【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月07日10時34分NVTから見た足元のビットコイン価格は20,995ドル【フィスコ・ビットコインニュース】
-
1月06日11時11分ハッシュレート分析によるビットコイン妥当価格は13,468ドル【フィスコ・ビットコインニュース】