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GセブンHD Research Memo(8):人材育成とM&A推進により持続的成長を目指す 11月25日15時48分

■今後の見通し

3.事業戦略と長期ビジョン
G-7ホールディングス<7508>は創業45周年となる2021年3月期に売上高1,700億円を目標とする中期経営計画を策定し、その達成に向けた取り組みを進めている。事業戦略について見ると、既存事業に関しては従業員1人当たりの売上高並びに粗利益の向上と、不採算店舗の一掃、すべての事業会社の黒字化と持続的な増収増益に取り組んでいくことを基本方針として掲げている。また、出店戦略では投資効率の良い業態の積極出店や新業態の開発を進め、年間40~60店舗のペースで店舗数を拡大していく。M&Aについても成長戦略の1つとして継続していく方針で、事業領域を周辺に広げていくことで特定業界の景気変動の影響を受けない、安定した経営基盤を構築していく考えだ。

人材育成に関する具体的な取り組みとして、2018年4月以降、創業者塾やNC(ネクスト・キャビネット)養成塾、幹部養成塾等を月1回ペースで開講している。塾生はグループ全体から募り、事業会社社長の推薦を持って選出している。講師は、ホールディングスの役員、各事業会社の社長のほか外部講師等も招聘し、将来の幹部候補生の育成に取り組んでいる。こうした取り組みの結果、グループ子会社経営陣の若返りを実現しており、今もなお育成強化に努めている。また、事業会社ごとに、店長育成講座やマネジメント研修等を開催し、積極的な店舗展開を進めていくために必要となる人材の育成に取り組んでいる。

人材採用について、2021年春の新卒採用は150名を予定している(2020年4月は113名入社)。また、シニア人材や外国人など多様な人材の採用にも積極的に取り組み、人材不足が成長の足かせとならないよう、経営基盤の強化に努めている。同社では、成長の源泉は「人材」にあるとの考えのもと、人材採用・育成に関しては今後も経営の最重要課題として取り組んでいく方針だ。

また、同社は2021年6月を目途に5年間の中期経営計画を発表する予定にしている。今後もオートバックス・車関連事業と業務スーパー事業を両輪としてその周辺事業をM&Aなども活用しながら補強し、連携していくことで更なる成長を目指していく方針だ。

食品関連の分野では「業務スーパー」を核として、「お肉のてらばやし」「めぐみの郷」をテナント出店で展開していくことで早期の多店舗展開及び収益化を実現するなど好循環を生んでいる。今後は、「miniピアゴ」に対してもPB商品や精肉、野菜などグループの商品を供給していくことで店舗競争力を高め、これまで1%台と低水準にとどまってきた経常利益率の向上と、事業規模の更なる拡大を目指していく。PB商品などグループ商品の供給に関しては2年後に開始できる契約となっている(2年間はユニー(株)のPB商品を販売)。

一方、車関連の分野では前述したようにキャンプ等のアウトドア需要の取込みを図るべく新業態の「FIELD SEVEN」を立ち上げており、「オートバックス」店舗への新たな顧客層の取込みを図っている。将来的には、キャンプ場などアウドドアで消費する食材の提供などを行う構想もあり、そうなれば車関連事業と食品関連事業でのシナジーもさらに生まれることになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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