ワコム Research Memo(9):2021年3月期は0.5円増配の1株当たり7.5円配を予想 11月30日15時49分
■株主還元
ワコム<6727>の株主還元策については、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当の継続と機動的な自己株式取得の実施を基本方針としている。配当水準については、従来は配当性向40%程度を目安としていたが、2018年3月期から30%程度へと引き下げた。これは、将来の成長基盤をより強固なものにするために財務の健全性を高めておく必要があり、当面目指すべき自己資本比率の目途を60%程度に置いていることが背景にある(2020年3月期末は54.2%)。また、配当金の支払い回数については事務コストを考慮して期末の年1回としている。
2021年3月期の配当については、現時点で期初予想を据え置き、前期比0.5円増の1株当たり7.5円を予想している。ただ、業績の進捗を注視しつつ、配当予想を修正(増配)できる環境が整った場合には、速やかに修正内容を開示する方針を示していることから、(修正後の)業績予想が達成すれば、さらに増配となる公算も大きいと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
カテゴリ 「注目トピックス 日本株」 のニュース一覧
-
16時56分日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続落、ファーストリテと東エレクの2銘柄で約53円押し下げ
-
16時53分【M&A速報:2021/01/18(2)】メディアドゥ傘下のフライヤー、マイナビなどを引受先とする第三者割当増資を実施
-
16時31分新興市場銘柄ダイジェスト:DDSは大幅に反落、ケアサービスがストップ高
-
15時30分ダイコク電 Research Memo(10):2021年3月期も1株当たり年間40円配当を継続予定
-
15時29分ダイコク電 Research Memo(9):データ分析力や企画開発力を生かした新たな価値の創出を目指す
-
15時28分ダイコク電 Research Memo(8):2021年3月期はコロナ禍の影響を踏まえるも、下期にかけて回復に向かう想定
-
15時27分ダイコク電 Research Memo(7):MIRAIGATE 2020 Web展示会&セミナー来場者は例年の2倍規模
-
15時26分ダイコク電 Research Memo(6):2021年3月期上期はコロナ禍の影響を受けるも期初予想に対しては順調に進捗
-
15時25分ダイコク電 Research Memo(5):業界が転換期を迎えるなかでも、将来を見据え、持続的な成長基盤を整備
-
15時24分ダイコク電 Research Memo(4):当面は不透明感が残るものの、中期的には変革に向けた好機