Jストリーム Research Memo(7):足元では製薬業界向けの取り組みが進展 12月01日15時47分
■事業戦略
3. 事業戦略を背景とした最近の事業展開
以上のような戦略をベースに、2021年3月期第2四半期も様々な取り組みを進めている。特に今後も成長が見込める製薬業界特化型クラウドCRMでの取り組みが急進展している。効率化の対象であるとはいえ製薬業界でMR関連費用は依然大きなシェアを占めている。Jストリーム<4308>と子会社ビッグエムズワイは共同で、MRが多く利用するVeeva社の製薬業界特化型クラウドCRM「Veeva CRM」向けに、医師のWeb講演会視聴履歴をタイムリーに提供できる「Veevaデータ連携サービス」を開始した。MRが医師に案内したWeb講演会で、医師のID情報と視聴履歴を紐付けて「Veeva CRM」データに連携させ、MRが医師の視聴履歴を次の営業に役立たせることができるようになる。また、ビッグエムズワイの外注先で、「eディテーリング」関連のデジタルコンテンツなどを数多く制作するアズーリを2020年11月にビッグエムズワイが株式取得し、2021年1月に吸収合併する予定である。制作を内製化することで業界特化型のCRM向けコンテンツ制作能力の拡充と収益性の向上を図るためである。こうしたM&Aなどへの資金投下は、以前より同社の成長に欠かせない戦略となっている。このため同社は、M&Aによる体制の拡充や設備投資、急成長に対応する人材確保を目的に、2020年10月に資金調達を実施した。自己株式を利用した新株予約権による資金調達である上、明確に成長を目的としていることから、株式市場では歓迎されたもようである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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