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中小型株を中心としたテーマ株物色などでの短期的な値幅取り狙い 12月04日08時51分

 4日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうである。3日の米国市場ではNYダウが85ドル高だった。週次新規失業保険申請件数が前回から予想以上に減少したことを好感した。また、追加経済対策を巡り民主党のペロシ下院議長が共和党のマコーネル院内総務に協議再開を呼びかけ、合意期待が高まったことが材料視された。民主党のペロシ下院議長と共和党のマコーネル上院院内総務が追加経済対策を巡り交渉を再開したとの報道を好感した買いも強まっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の26710円。円相場は1ドル103円80銭台と円高に振れて推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まりそうである。米国では追加経済対策の合意期待が高まっているが、為替市場では円高に振れて推移していることもあり、相場の重石になりやすい。また、新規失業保険申請件数の減少についてはコロナ禍において労働市場が回復をみせているといった見方になりそうだが、週末に雇用統計の発表を控えていることが手掛けづらくさせそうである。また、ワクチン承認への期待が高まるなか、ファイザーが年内の供給目標を引き下げたと伝わっており、これも手掛けづらくさせる要因であろう。

 物色の流れはインデックスに絡んだ売買に振らされやすい需給状況であるが、先物市場では来週のメジャーSQに向けたロールオーバーが中心になりつつあり、大きくポジションを取りに行く動きはなく、短期的な売買に限られそうである。そのため、大きなトレンドは出難いと考えられ、中小型株を中心としたテーマ株物色などでの短期的な値幅取り狙いの売買に向かいやすいだろう。

 また、米国では景気敏感株への物色がみられており、東京市場においても昨日は景気敏感株への物色がみられていた。ただし、グロースからバリュー株といった明確なシフトというよりは日々のリバランスにとどまっており、大きな変化は限られよう。
基本的にはメジャーSQを控えていることから、このタイミングでポジションを大きく変えてくる可能性は考えづらく、シフトするとしてもSQ通過後、若しくは米国でのワクチン供給後の米国市場の反応、さらにテスラのS&P500への組み入れ後の需給状況を見てからでも遅くないだろう。

 昨日はマザーズ指数が弱かったが、それでも25日線が支持線として意識されており、年末に向けたIPOラッシュで回転が効きやすくなることから、中小型株での個人主体の売買は活発化してこよう。


<AK>

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