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米国株式市場見通し:バイデン政権発足へ、企業四半期決算に注目  1月16日14時33分

新政権発足や第4四半期企業決算への期待感から、堅調な展開となりそうだ。コロナウイルス感染者数の拡大ペースに、ワクチンの普及が追い付かない状況で、経済活動の再開が遅れ期近の回復見通しは悪化しつつある。また、バイデン次期大統領が提示した1.9兆ドル規模の追加経済対策が議会で承認される可能性に懐疑的見方も浮上し下落する局面もあるかもしれない。しかし、FRBが大規模緩和を当面解消する意向はないことや、規模が縮小されるにしても追加財政措置が講じられる確率が高いことが引き続きカタリストとなり、相場の上昇を支援するだろう。
第4四半期決算では特に、第1四半期、第2四半期の業績見通しに注目したい。株式相場の上昇基盤を確認するために2021年の強い企業の業績見通しが非常に重要になってくる。大規模な金融・財政支援、効果的なワクチンの普及で、第1四半期から企業の収益が大幅に拡大し始めると期待感も強い。企業が2020年に行った賃貸コストの削減、雇用削減、出張削減などの経費削減策も奏功し、2021年の劇的な利益拡大に繋がるだろう。

ワシントンDCでは、大統領就任式に向け、選挙の不当性を主張した新たな武装抗議行動が警戒されている。ただ、事象が起ったとしても、新政権移行で、相場への影響は限定的になりそうだ。

なお、18日はキング牧師の生誕記念祝日で休場となる。

経済指標では、11月対米証券投資(19日)、1月NAHB住宅市場指数(20日)、12月住宅建設許可件数、1月フィラデルフィア連銀景況、週次新規失業保険申請件数、12月住宅着工件数(21日)、12月中古住宅販売件数、1月マークイットPMI(22日)などが予定されている。また、19日には次期財務長官に指名されたイエレン前FRB議長の承認公聴会が予定されているほか、20日は大統領就任式が予定されている。

企業決算では、銀行、金融関連ではバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス(19日)、モルガン・スタンレー(20日)、航空会社ではユナイテッド(20日)、アメリカン、ジェットブルー(22日)、エネルギー関連ではハリバートン(19日)ベーカーヒューズ(21日)などが予定されている。その他、動画配信のネットフリックス(19日)、消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル、医療会社のユナイテッドヘルス、金属製品メーカーのアルコア(20日)半導体メーカーのインテル、ITサービスのIBM(IBM)、バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(21日)などが予定されている。

すでに発表済のデルタ航空は決算で損失改善と、夏ごろの黒字転換など楽観的な見通しを示したが、経済活動の再開でアメリカンやユナイテッドの決算、見通しにも期待したい。また、バンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックスなども、慎重過ぎる市場アナリスト予想を上回る結果に期待される。今まで、パンデミックによる在宅が奏功し売上が好調に伸びてきたネットフリックスは、バンク・オブ・アメリカが新規契約者数の見通しを引き下げており、警戒したい。

(Horiko Capital Management LLC)




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