東京株式(大引け)=89円高、FOMCとパウエル会見待ちで方向感欠く 1月27日15時49分
27日の東京株式市場は買い先行で始まった後、日経平均はいったん値を消す展開となったが、その後再び買いが優勢となるなど方向感の定まりにくい地合いだった。
大引けの日経平均株価は前営業日比89円03銭高の2万8635円21銭と反発。東証1部の売買高概算は11億5958万株、売買代金概算は2兆6188億7000万円。値上がり銘柄数は1291、対して値下がり銘柄数は814、変わらずは85銘柄だった。
前日の米国株市場はNYダウ、ナスダック総合指数ともに小動きの展開となり小幅マイナス圏で引けたが、東京市場では国内企業の決算発表を横にらみに、好業績株を中心にリスク選好の流れとなった。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感は強い一方、ワクチン普及を背景とした経済活動の正常化期待が投資家心理を支えている。また、IMFが前日に世界経済見通しを改定したが、今年の日本の成長率予想を前回予測から上方修正したことも好感された。ただ、FOMCの結果公表とパウエルFRB議長の会見を目前に積極的に持ち高を増やす動きは見られず、日経平均は前引けにかけて軟化、一時マイナス圏に沈む場面もあった。後場に入ると再び買い優勢の地合いとなり、日経平均は狭いゾーンながらも強含みで推移した。全体の6割近い銘柄が上昇している。
個別では、キーエンス<6861.T>が2000円を超える上昇、日本電産<6594.T>やファナック<6954.T>も高い。日東電工<6988.T>が物色され、富士通<6702.T>も買いが優勢。アンリツ<6754.T>も高い。日本アジアグループ<3751.T>が大量の買い物を残しストップ高、JCRファーマ<4552.T>、東京製綱<5981.T>も大きく上値を伸ばした。サーバーワークス<4434.T>が急動意、リョーサン<8140.T>も値を飛ばした。ダブル・スコープ<6619.T>が活況高、JUKI<6440.T>も物色人気。
半面、売買代金トップのエムスリー<2413.T>が大きく値を下げ、東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>など半導体製造装置関連も利食われた。ファーストリテイリング<9983.T>も軟調。サンケン電気<6707.T>、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699.T>が大幅安となり、タツタ電線<5809.T>、サニックス<4651.T>なども売られた。
出所:MINKABU PRESS
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