グリムス---3Q増収・2ケタ増益、全セグメントの利益が堅調に増加 2月04日12時31分
グリムス<3150>は1月29日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.4%増の128.45億円、営業利益が同41.2%増の23.15億円、経常利益が同40.3%増の23.71億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同41.0%増の16.07億円となった。
エネルギーコストソリューション事業の売上高は前年同期比4.1%減の35.39億円、セグメント利益は同35.6%増の12.41億円となった。電子ブレーカーの販売をはじめ、LED照明・業務用エアコン・トランスなどの各種省エネ設備の販売を推進し、顧客に電力の運用改善・設備改善などの提案をしてきた。2021年3月期より開始した事業者向け太陽光発電設備の販売についても、順調に受注を伸ばしている。また、販売商材における電子ブレーカーの比率を高めたことで、販売単価の低下から売上高は減少したが、利益率は向上した。
スマートハウスプロジェクト事業の売上高は前年同期比4.9%減の28.61億円、セグメント利益は同7.0%増の3.24億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により催事販売への影響があったが、太陽光発電の10年間の固定価格買取制度の適用が終わる卒FIT案件の増加といった市場環境による底堅い蓄電池への需要があることから、既存顧客に対するテレマーケティングによる営業の強化や、ハウスメーカーとの提携販売、VPP(バーチャルパワープラント)の活用といった多様な販売手法を活用し、蓄電池の単体販売や、住宅用太陽光発電システムと蓄電池のセット販売を積極的に推進した。
小売電気事業の売上高は前年同期比27.7%増の64.44億円、セグメント利益は同41.3%増の12.72億円となった。電力の調達改善を顧客に提案することにより、順調に受注を伸ばしている。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響や、7月に梅雨が長引いたことが電力需要の減少と電力調達価格の低下につながったことで、12月中旬から電力需給の逼迫懸念により電力調達価格が上昇したが、結果的に2021年3月期第3四半期累計期間の利益率は向上した。
2021年3月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比8.8%増の168.53億円、営業利益が同9.2%増の23.00億円、経常利益が同6.9%増の23.18億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.3%増の15.46億円とする2020年6月1日公表の業績予想を据え置いている。
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