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<動意株・3日>(大引け)=太洋工業、ダイハツデ、ジャパンエンなど  3月03日15時01分

 太洋工業<6663.T>=一時ストップ高。2日の取引終了後、主力事業である電子基板事業において、フッ素複合材料を使用した超高速伝送用FPC(フレキシブルプリント配線板)をラインアップに加えたと発表しており、これが材料視されているようだ。フッ素複合材料は、従来の5G(第5世代移動通信システム)向け主力材料に比べ誘電特性が特に優れていることから、同社ではニーズに合わせた提案及び短納期で提供できる生産体制を整えたとしている。

 ダイハツディーゼル<6023.T>=8連騰と気を吐く。株価は5日移動平均線をサポートラインに徐々に上値追いが加速している。船舶用発電エンジンを手掛け、コージェネレーション分野のノウハウも高い。同社は地球環境問題を経営上の最重要課題の一つに掲げており、ESGへの取り組みに重点を置いている。足もとの業績は不振ながらこれは新型コロナウイルスの影響によるグローバル物流の停滞が背景にあり、一過性とみられる。財務面はしっかりしており、21年3月期は営業赤字の可能性があるものの15円配当を継続する見通し。PBR0.3倍近辺と極めて割安圏に放置されていることで、継続的な実需買を呼び込んでいる。

 ジャパンエンジンコーポレーション<6016.T>=ストップ高。2日、尾道造船(神戸市中央区)が、商船三井<9104.T>向けに建造する載貨重量1万7500トン型近海船用主機関として、6UEC35LSE-B2機関3台を受注したと発表しており、これが物色の矛先が向かった。同船は、環境負荷低減を目的としたGHG(温室効果ガス)規制EEDIフェーズ3を先行適用する環境負荷低減船。ジャパンエンが今回受注した主機のうちの3台目は、尾道造船と共に開発したMGO専焼機関への変更オプション付きとなっており、現状のMGO専焼機関と異なり、水以外の多種多様な液体燃料との混焼も可能であり、GHG削減に寄与できるアンモニアや、バイオ燃料、エタノールなどと混焼させることで、今後の規制強化に応じてGHGを削減することが可能な高いポテンシャルを有しているという。

 HPCシステムズ<6597.T>=上値追い加速。前日に上ヒゲでつけた2736円の戻り高値を払拭し今年に入っての高値圏を快走している。同社は科学技術用の高性能計算システムを開発し、ビッグデータや人工知能(AI)分野を深耕している。ここAI関連株が相次いで人気化するなか、同社株にも継続的な買いが流入している。2月中旬にマテリアルズ・インフォマティクス分野の分子構造生成方法及びプログラムを特許出願し注目を集めた経緯がある。株式需給面では外資系経由の空売り買い戻しが株高を後押しする格好となっている。

 東洋エンジニアリング<6330.T>=急伸。株価は年初から下値切り上げ波動にあったが、前週2月下旬から一気に噴き上げてきた。プラント建設の大手で石油化学のほか肥料プラントでの実績が高いことがポイント。世界的に脱炭素への取り組みが加速するなか、火力発電用燃料としてアンモニアが注目されており、肥料の原料であるアンモニアの知見で同社の存在感が高まっている。伊藤忠商事<8001.T>とは協業体制でロシアの東シベリアと日本の間のバリューチェーン構築を目的に事業化調査を進めている。業績面でも21年3月期は営業利益段階で5億円(前期比73%減)を見込むが、第3四半期時点で21億900万円に達しており、通期見通しの大幅な上振れが期待できる状況にある。

 ホットリンク<3680.T>=大幅高で続伸。SNSを活用した販促支援ビジネスを展開し、コロナ禍にあって企業の販促ニーズを捉え、21年12月期は営業損益段階で1億4700万円と黒字転換をにらんでいる。データ解析に強みを持ち、人工知能(AI)関連の一角として人気素地がある。ここ外資系証券経由で空売り残の増加が目立っていたが、目先はその買い戻しで株価に浮揚力が働いている。時価総額100億円前後と小型で足が軽い一方、出来高流動性にも富むことから、上値を見込んだ短期資金の追随買いを誘っているもよう。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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