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前場に注目すべき3つのポイント~ナスダックの理想的なリバウンドに安心感~  3月08日08時48分

8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ナスダックの理想的なリバウンドに安心感
■日駐、2Q営業利益12.2%減 17.5億円、進捗率53%
■前場の注目材料:旭化成、素材各社、電池用部材で増産体制急ぐ、EV普及に対応


■ナスダックの理想的なリバウンドに安心感

8日の日本株市場は、先週の調整に対する自律反発が見込めそうである。5日の米国市場ではNYダウが572ドル高だった。2月雇用統計の予想を上回る改善を受けて長期金利の急伸を警戒したハイテクの売りに拍車がかかる場面がみられたが、売り一巡後は急速に切り返す展開だった。1.9兆ドル規模の追加経済対策が速やかに成立する可能性があること、いくつかの州が来週からパンデミック対策の規制緩和を計画していることから経済活動の再開を期待した買いが支えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比420円高の29180円。円相場は1ドル108円40銭台で推移している。

米株高の流れを受けて、シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の展開となり、29000円を固めてくることが期待されよう。ハイテク主導でナスダックは大きく切り返しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへの支援材料になりやすい。NT倍率は先物中心限月で先週、15.68倍から週末には15.18倍まで低下しており、75日線にタッチしてきている。バリューシフトが意識される中ではあるものの、いったんはNT倍率の修正をみせてくる可能性はありそうだ。

日経225先物はナイトセッションでの上昇により、5日線レベルを捉えてきており、この水準をクリアしてくるようであれば、25日移動平均線が位置する29350円辺りを試してくる展開も意識されてきそうである。もっとも、足元で調整トレンドは継続しており、この水準で上値を抑えられるようだと、戻り待ちの売り圧力が警戒されてくるだろう。週末にはメジャーSQを控えていることもあり、基本的には大きなトレンドは出難い需給状況でもあるため、インデックスに絡んだ売買のほかは、積極的にポジションを取りに行く流れは期待しづらいところでもある。

とはいえ、ナスダックの理想的なリバウンドによってマザーズなど中小型株への自律反発狙いが意識されよう。マザーズ指数は先週末までの調整で昨年12月安値まで下げており、ダブルボトム形成も意識されやすいところである。指数寄与度の大きい値がさ株などへの見直しが強まるようであれば、個人投資家のセンチメント改善にもつながりそうである。


■日駐、2Q営業利益12.2%減 17.5億円、進捗率53%

日駐<2353>が発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比1.7%減の120.38億円、営業利益が同12.2%減の17.50億円だった。通期計画に対する営業利益の進捗率は53%となる。あわせて350万株(発行済み株式数の1.06%)、5億円を上限に自社株買いを発表している。


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(31496.30、+572.16)
・ナスダック総合指数は上昇(12920.15、+196.68)
・シカゴ日経225先物は上昇(29180、大阪比+420)
・1ドル108円30-40銭
・SOX指数は上昇(2920.75、+89.12)
・VIX指数は低下(24.66、-3.91)
・米原油先物は上昇(66.09、+2.26)
・日銀のETF購入
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化


・旭化成<3407>素材各社、電池用部材で増産体制急ぐ、EV普及に対応
・神戸鋼<5406>三浦工業と資本提携、汎用圧縮機で競争力強化
・武田薬<4502>モデルナワクチン承認申請、供給準備開始
・大日住薬<4506>抗がん剤の臨床試験中止、損失269億円
・明星電気<6709>水位監視、気象情報と連動、来月新サービス
・横河電機<6841>培養装置を米市場で展開、米社と連携
・リコー<7752>国連環境活動に参画、廃水処理技術を開放
・キヤノン<7751>5カ年計画、営業利益率12%超、構造転換急ぐ
・デンカ<4061>高断熱素材開発、CO2を60%削減効果
・日本製鉄<5401>25年度までの新中計策定、国内、集中生産に挑む
・宇部興産<4208>高圧水素タンク用ナイロン6樹脂、トヨタ「ミライ」に供給


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50 1月経常収支(予想:+1兆2981億円、12月:+1兆1656億円)

<海外>
・特になし

<ST>

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