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7日の香港市場概況:ハンセン0.9%安で反落、中国金融セクターに売り(訂正)  4月07日18時23分

連休明け7日の香港市場は、主要55銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比263.94ポイント(0.91%)安の28674.80ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が146.83ポイント(1.31%)安の11070.58ポイントとそろって反落した。売買代金は1710億500万香港ドルとなっている(1日は1782億5300万香港ドル)。


引き締め懸念がくすぶる中、投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)は6日、リバースレポ取引により100億人民元を市中に供給したが、満期到来分との差引では100億人民元の吸収超だった(7日は、差引でゼロ)。また、英メディアは5日、「人民銀がバブルを警戒し、市中銀行に与信を抑制するよう指導した」と関係者の話として報じている。中国と米欧の対立も不安材料。新疆ウイグル自治区の人権問題などを巡り、双方は制裁措置を応酬している。米国務省の報道官は6日、2022年北京オリンピックのボイコット可能性について同盟国などと検討していく考えを明らかにした(その後、国務省は同盟国と協議していることはないと声明)。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が5.6%安、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.7%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が3.5%安と下げが目立った。


セクター別では、中国の金融が安い。中国工商銀行(1398/HK)が1.4%、中国農業銀行(1288/HK)が1.3%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が8.5%、新華人寿保険(1336/HK)が1.8%、広発証券(1776/HK)が3.1%、華泰証券(6886/HK)が2.8%ずつ下落した。


ヘルスケア関連もさえない。上記したアリババ・ヘルスのほか、医渡科技(2158/HK)が3.0%安、京東健康(JDヘルス・インターナショナル:6618/HK)が2.8%安、平安健康医療科技(1833/HK)が2.2%安で引けた。


半面、海運関連セクターは急伸。中遠海運HD(1919/HK)が29.1%高、東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が12.0%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が8.3%高、中遠海運発展(2866/HK)が13.9%高、中国国際海運集装箱(中国国際コンテナ:2039/HK)が5.1%高で取引を終えた。コンテナ海運大手の中遠海運に関しては、業績拡大の見通しが刺激材料。同社は2021年第1四半期の純利益について、前年同期比で53倍に拡大するとの見方を示した。


鉄鋼や非鉄の素材セクターも高い。鞍鋼(347/HK)が12.3%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が10.7%、中国東方集団HD(581/HK)が7.3%、中国アルミ(2600/HK)が4.3%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.9%、江西銅業(358/HK)が2.4%ずつ上昇した。鉄鋼株に関しては、政府の環境対策による生産調整で市況の引き締まりが期待されている。先週末の鉄鋼相場では、一部の製品が2011年3月以来の高値水準を切り上げた。


一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.10%安の3479.63ポイントで取引を終了した。金融株が下げを主導する。消費関連株、医薬品株、ハイテク株、防衛関連株なども売られた。半面、運輸株は高い。不動産株、公益株、エネルギー株、素材株の一角も買われた。

亜州リサーチ(株)




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