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日経平均は3日ぶりに反落、FOMC前に利益確定売りが優勢  6月16日16時00分

日経平均は3日ぶりに反落。15日の米株式市場でのNYダウは続落、94.42ドル安(−0.27%)となった。5月小売売上高が予想以上に鈍化したほか、生産者物価指数が予想を上回る伸びを示したことが警戒材料となり、開催中の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に持ち高調整の売りが優勢となった。ハイテク株も売りに押され、ナスダック総合指数は0.71%安。米株安を受けた本日の日経平均は135.16円安の29306.14円でスタート。即座に下げ渋って下げ幅を縮小すると、一時は29434.10円(前日比7.20円安)まで戻したが、再度失速すると、前場は29300円台後半でのもみ合いが続いた。後場もこう着感の強い動きが続いたが、アジア市場も軟調ななかFOMCを前にした利益確定売りに押され、下げ幅を拡げる展開となった。

 大引けの日経平均は前日比150.29円安の29291.01円となった。東証1部の売買高は10億2848万株、売買代金は2兆4262億円だった。セクター別では、その他製品、空運業、陸運業、サービス業、水産・農林業などが下落率上位となった。一方、鉱業、海運業、ゴム製品、機械、石油・石炭製品などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は39%、対して値上がり銘柄は全体の55%であった。

 個別では、出資先企業が酸化ガリウムウエハーの量産に成功したと伝わったタムラ製作所<6768>がストップ高比例配分となったほか、新中計を発表したウェルス・マネジメント<3772>がストップ高まで買い進まれた。北米の建築向けガラス事業を売却すると発表したと同時に、証券会社による目標株価の引き上げがあったAGC<5201>が大幅に上昇。合成ゴムを手がける中国の製造販売子会社を売却すると発表したブリヂストン<5108>も買われた。また、子会社がタイ企業との業務提携を発表したスターティアH
<3393>が急伸。THK<6481>、コスモス薬品<3349>は証券会社のレーティング引き上げを背景に、INPEX<1605>は原油先物価格の上昇を追い風に、それぞれ大幅高。そのほか、トヨタ<7203>が一時2%高で上場来高値を更新、日立製作所<6501>、日本郵船<9101>が大幅高で年初来高値を更新し、サイバーエージェント<4751>も3%高で上場来高値を更新した。

 一方、国際的なゲーム見本市「E3」を無難に通過したことで当面の材料出尽くし感から任天堂<7974>が大幅に下落。証券会社のレーティング引き下げを受けたGSユアサ<
6674>も大幅に下落した。今期減益見通しが失望されたザッパラス<3770>は急落し、東証1部の値下がり率上位に顔を出した。そのほか、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、JAL<9201>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、などが軟調だった。


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