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冨士ダイス Research Memo(1):粉末冶金と高精度超精密加工技術でものづくり界のリーディングカンパニー目指す  7月29日15時11分

■要約

冨士ダイス<6167>は、1949年の創業以来、超硬耐摩耗工具業界において長期にわたりトップシェアを堅持、現在のシェアは33.0%を誇る。また創業以来黒字経営を継続しており、79.4%と高い自己資本比率を誇る。

2021年3月期業績は売上高14,247百万円(前期比18.2%減)、営業利益96百万円(同89.0%減)、経常利益300百万円(同70.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益468百万円(同25.0%減)と前期に米中摩擦などの影響を受け収益が落ち込んだことに続き、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響による自動車産業の低迷、世界的な製造業の稼働率悪化などで2期連続収益低迷を余儀なくされた。ただし、下期に入り自動車生産の立ち直りもあり通期で営業黒字を確保、創業来黒字を維持し、改めて収益回復過程にある。

2022年3月期は売上高15,640百万円(前期比9.8%増)、営業利益560百万円(同480.5%増)、経常利益610百万円(同102.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益380百万円(同18.9%減)を見込む。現状、自動車販売の回復が継続、加えて関連産業の稼働率も向上、緩やかな業績回復を見込む。

中期経営計画(以下、中計)として2024年3月期に売上高17,000百万円、営業利益1,490百万円を目指す。この実現に向け、新社長の下、筋肉質な企業体質への転換、中長期の成長基盤の構築を図る。具体的には生産性向上・業務効率化、次世代自動車への対応・拡販、新成長エンジンの創出、海外事業の強化を掲げている。

■Key Points
・2021年3月期は前期比18.2%減収、70.2%経常減益。後半盛り返し黒字着地
・2022年3月期会社予想は9.8%増収、経常2.0倍予想もコロナ禍前の収益回復には時間を要す
・中期経営計画で筋肉質な企業体質への転換、中長期の成長基盤の構築を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)




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