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<動意株・6日>(大引け)=三協立山、クロスキャト、遠藤照明など 10月06日15時04分

 三協立山<5932.T>=後場急伸。午後1時ごろに発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高782億5000万円、営業利益15億300万円、最終利益6億1500万円となり、会計基準の変更により比較はないものの、前年同期の営業損益2億6200万円の赤字から大きく黒字転換し、上期予想に対する進捗率が63%となったことが好感されている。建材事業で、建築着工に復調の動きがみられたことや、キャンペーンなどの販売促進施策や国の助成金政策などが寄与し、改装・リフォーム分野が好調に推移したことが牽引した。また、半導体製造装置向けの設備投資や自動車販売台数増加に伴いマテリアル事業の受注が好調だったことも貢献した。なお、22年5月期通期業績予想は、売上高3200億円、営業利益39億円、最終利益4億円の従来見通しを据え置いている。

 クロスキャット<2307.T>=5日ぶり急反発。銀行・保険など金融機関やクレジット会社向け受託開発案件で優位性があり、マイナンバー関連株の一角としても注目度が高い。前日取引終了後に、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進のサポート体制強化に向けて経済産業省が定める「DX認定事業者」の認定を取得したことを発表、これが投資資金の攻勢を誘う格好となっている。株価は9月中旬にマドを開けてストップ高に買われるなど人気化したが、同月21日に1450円の年初来高値形成後は急速な調整局面を強いられていた。きょうは満を持しての反発となり一時12%高の1330円まで上昇した。

 遠藤照明<6932.T>=大幅高で新値街道復帰。前週から波乱安の展開を強いられるなかで同社株の頑強ぶりが際立つ。時価は2018年2月以来約3年8カ月ぶりの高値となっている。商業施設向け照明で国際的な商品競争力を誇り、売り上げの3割強を英国など海外向けで占めている。LED分野で実力を発揮し、高水準の需要を背景に業績は絶好調といってよい。依然としてPER8倍台、PBR0.6倍台と割安感が強く、機関投資家とみられる継続的な実需買いが観測されている。
 
 カワタ<6292.T>=ストップ高。5日の取引終了後、開発中の全固体リチウムイオン電池の量産化に資する技術について、技術面及び事業面で一定の評価を得ることができたと発表しており、これが材料視されている。同技術開発は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の公募事業「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」の燃料電池・蓄電池分野のテーマである「電極活物質への無機材料の薄膜コート技術の実用化研究開発」(全固体リチウムイオン電池の量産化に資する技術開発)の実施先として同社が採用され、開発に取り組んできたもの。なお、今後の事業化に向けては、関係団体や企業と連携して、更なる研究開発や市場調査などに取り組むとしている。

 太平洋セメント<5233.T>=底値離脱の動き。この日、22年1月1日出荷分からセメント製品を値上げすると発表したことが好感されている。ホワイトセメントを除く各種セメント製品の価格を1トンあたり2000円値上げするという。セメント製造用の石炭価格が中国の需要増加や産出国からの輸出停滞などの影響を受けて大幅な高騰を続けており、今後も更なる上昇が見込まれることや、セメント製造設備の老朽化に対する維持・修繕コストの増加、船舶などの輸送コストの上昇などが要因としている。なお、値上げの表明は17年12月以来3年10カ月ぶりとなる。

 TSIホールディングス<3608.T>=大幅反発。同社は婦人向けを主力とするアパレル大手で、東京スタイルとサンエーの経営統合によって発足。新型コロナウイルスの感染拡大による影響から非常に厳しい収益環境を強いられていたが、ここにきて風向きが変わっている。休業による影響が一巡し、値引き販売の抑制が利益率の改善をもたらしている。5日取引終了後に発表した22年2月期中間期(21年3~8月)の決算は営業損益が11億3400万円の黒字(前年同期は104億6900万円の赤字)と改善色を示し、通期計画の11億円を上回った。これをポジティブ視する形で投資資金が流入している。ここコロナ禍からの脱却で業績を急回復させるアフターコロナ関連株に物色の矛先が向いており、同社株もその流れに乗っている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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