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買い先行も、次第にこう着感が強まる  1月11日08時24分

 11日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行も、次第にこう着感が強まりそうである。10日の米国市場はNYダウが120ドル超の上昇となった。主要小売企業が相次いで年末商戦の低調さを背景に業績見通しの下方修正を発表。パウエルFRB議長が連銀のバランスシートを縮小する金融政策(量的引き締め)を維持していることに言及したことが重石となったが、引けにかけて切り返している。この流れから、シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円高の20340円としっかりとなり、これにサヤ寄せする格好から前日の下げに対する自律反発をみせよう。

 その後は決算の反応を睨みながらの相場展開になろう。市場の関心が集まっていた安川電機<6506>は米中貿易摩擦の影響で、2019年2月期の純利益を従来の470億円から455億円に下方修正したが想定の範囲内だろう。9-11月の営業利益はコンセンサスを若干下回る内容であり、アク抜けを意識させてくるかが注目される。一方で、ファーストリテ<9983>はややネガティブとなり、日経平均の重石になりそうだ。

 もっとも、3連休を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられやすい。年初の為替市場でのドル円の105円割れをみていることもあり、オーバーウィークのポジションを避ける動きもありそうだ。トランプ大統領は、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)
までに連邦政府機関の一部閉鎖が解除されない場合、会議出席を取りやめることを検討していると伝えられている。中国副主席がダボス会議に出席する事でトランプ大統領との会談の可能性から米中貿易摩擦を巡る意見交換などへの期待もあるが故に、神経質にさせる一因となる。

 さらに米紙WSJの調査によれば、エコノミストは米国のリセッション(景気後退)リスクが高まったとみていると報じている。エコノミストらの予想を平均すると、向こう12カ月間で米国がリセッションに陥る確率は約25%と、11年10月以来の高水準だったと伝えていることもあり、手掛けづらそうだ。そのため、物色の流れとしては、外部リスクを避ける流れから、中小型株に向かいやすいだろう。


<AK>

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