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11日の香港市場概況:ハンセン0.6%高で6日続伸、元高メリットで空運急伸  1月11日18時00分

11日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比145.84ポイント(0.55%)高の26667.27ポイントと6日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が60.36ポイント(0.58%)高の10454.95ポイントと7日続伸した。ハンセン指数は約1カ月ぶりの高値水準を切り上げている。売買代金は887億100万香港ドルだった(10日は956億6700万香港ドル)。

前日までの好調地合いを継ぐ。米利上げの一時停止観測や、中国の景気テコ入れ策に対する期待感が相場を支えた。元高進行もプラス。中国人民銀行(中央銀行)は人民元レートの対米ドル基準値を連日で元高方向に設定した。上海外国為替市場では、約半年ぶりの元高水準で推移している。主要通貨に対する米ドル安や米中通商交渉の進展を背景に、人民元の先高観も強まる状況だ。ただ、上値は重い(指数は一時マイナス)。ハンセン指数は前日までの5日続伸で約1カ月ぶりの高値水準を回復していたこともあり、戻り待ちの売り圧力が意識された。週明けに公表される昨年12月の中国経済指標も気がかり材料となっている(14日に貿易統計、15日までに金融統計)。

ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が5.0%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が3.2%高、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が3.0%高と上げが目立った。

業種別では、本土系不動産がしっかり。上記した中国海外発展のほか、広州富力地産(2777/HK)が4.5%高、華潤置地(1109/HK)が2.0%高、雅居楽集団HD(3383/HK)が1.8%高、碧桂園HD(2007/HK)が1.7%高、万科企業(2202/HK)が1.4%高と買われた。

空運・紙パルプセクターも高い。中国国際航空(753/HK)が8.2%、中国南方航空(1055/HK)が6.1%、中国東方航空(670/HK)が5.0%、理文造紙(2314/HK)が2.7%、玖龍紙業(2689/HK)が2.0%ずつ上昇した。元高メリットがクローズアップされている。空運各社はドル建ての燃油コストや債務の縮小、紙製品各社は輸入原材料のコスト減が期待された。

半面、医薬品セクターもさえない。中国生物製薬(1177/HK)が3.9%安、石薬集団(1093/HK)が1.3%安、薬明生物技術(2269/HK)が0.7%安とそろって反落した。

他の個別株動向では、化粧品販売店をチェーン展開する莎莎国際HD(ササ・インターナショナル・ホールディングス:178/HK)が4.7%安と急落。業績悪化を警戒し、約1年1カ月ぶりの安値を付けた。同社が報告した昨年10~12月期の営業実績では、売上高が前年同期比で2.2%の縮小。9四半期ぶりのマイナス成長となった。

一方、本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.74%高の2553.83ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引。空運株、自動車株、不動産株、資源・素材株、インフラ関連株、通信関連株、軍需関連株なども買われた。

【亜州IR】




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