株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

21000円固めから21300円処を意識したスタンスに  5月15日08時34分

 15日の日本株市場は米株高の流れから自律反発が意識されるが、買い一巡後はこう着感の強い相場展開が続きそうである。14日の米国市場ではNYダウが207ドル高となった。トランプ大統領が6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、米中首脳会談を予定していることが報じられたほか、同氏が米中協議の合意に自信を示し、貿易摩擦問題への懸念後退から買いが先行。ハイテク株主導で買い戻しの展開となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の21135円。円相場は1ドル109円60銭台で推移している。

 一先ず米株高が安心感につながろう。しかし、トランプ大統領のツイッター発言については昨日の段階で織り込まれており、日経平均も安値からは300円程度下げ渋る展開ではあった。グローベックスのNYダウ先物では100ドル高程度を織り込んでいたこともあり、積極的に買い上がる流れにはなりづらいところである。

 とはいえ、日経平均は3月安値水準である21000円の節目を割り込み、一目均衡表では雲下限を割り込んでいる。売り一巡後の下げ渋りにより21000円は回復してきているが、本日以降、この水準が抵抗にならずに明確にリバウンドをみせてくるかが注目される。再び21000円処での底堅さがみられてくるようだと、決算発表が一巡したこともあり、業績面を手掛かりとした見直しの動きは次第に出てくることが期待されやすい。

 また、6月下旬に大阪市で開かれるG20首脳会議で、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が会談する可能性が高いとし、そこまで長引くことが警戒されそうである。一方で、警戒感が根強い流れとしても、トランプ大統領のツイッター発言などには次第に冷静な見方も出てくることが考えられ、日中の荒い値動きについては落ち着きをみせてくることが期待される。

 テクニカル面では5日線に上値を抑えられており、同線が位置する21300円近辺が目先の抵抗。一目均衡表の雲上限が21350円処に位置しており、21000円固めから21300円処を意識したスタンスになろう。また、指数インパクトの大きいところではソフトバンクG<9984>が1万円の大台を割り込んでおり、シグナルが悪化傾向にある。1万円固めをみせてくるようだと、日経平均の底堅さも意識されやすいだろう。


<AK>

 Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »