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15日の香港市場概況:ハンセン0.5%高で反発、万洲国際5.1%上昇  5月15日18時07分

15日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比146.69ポイント(0.52%)高の28268.71ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が40.12ポイント(0.37%)高の10804.14ポイントとそろって反発した。売買代金は961億1900万香港ドルに縮小している(14日は1245億3700万香港ドル)。

米中貿易戦争の過度な警戒感がひとまず薄らぎ、投資家心理が改善する流れ。トランプ米大統領はホワイトハウスで会見し、6月下旬に日本で開かれるG20(20カ国・地域首脳会議)首脳会議に合わせ、中国の習近平・国家主席と直接会談する考えを明らかにした。また、中国外交部は14日、「米中は通商交渉の継続で合意済み」とする認識を示している。取引時間中に公表された4月の中国経済指標は軒並み下振れ。発表直後に指数は上げ幅をやや削ったものの、程なく持ち直している。足元の景気減速を受け、政府が経済対策を強化するとの期待感が強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が5.1%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が3.4%高、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が2.3%高、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が1.8%高と上げが目立った。米国での売り上げが大きい万洲国際と創科実業は、米中対立の懸念で前日に急落。この日は買い戻しが先行した。

業種別では、家電や食品・飲料、酒造など消費関連が高い。海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が4.5%、創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が3.4%、TCL電子HD(1070/HK)が2.1%、中国雨潤食品集団(1068/HK)が8.8%、統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)が1.4%、青島ビール(168/HK)が3.4%、華潤ビール(291/HK)が1.9%ずつ上昇した。この日公表された4月の中国小売売上高は前年同月比7.2%増にとどまり、伸びは市場予想(8.6%)と前月実績(8.7%)を大幅に下回っている。2003年5月以来の低い伸びに低迷したものの、現時点で嫌気する売りは限定された。

半導体や5Gネットワーク関連の銘柄群も物色される。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.0%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.4%高、華虹半導体(1347/HK)が1.5%高、中国通信服務(552/HK)が4.3%高、京信通信系統HD(2342/HK)が4.3%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が2.9%高、中国鉄塔(788/HK)が2.5%高、長飛光繊光纜(6869/HK)が1.5%高で引けた。

他の個別株動向では、レンタカー中国最大手の神州租車(CAR:699/HK)が12.8%高と急伸。1~3月期決算の7割増益が材料視された。

本土市場は3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.91%高の2938.68ポイントで取引を終えた。消費関連株が高い。金融株、運輸株、医薬品株、不動産株、インフラ関連株、ハイテク株など幅広く買われている。

【亜州IR】




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