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個別材料を手掛かりとした短期的な値幅取り狙いの流れ  7月10日08時33分

 10日の日本株市場は、パウエルFRB議長による議会証言控えて、こう着感の強い相場展開になりそうだ。9日の米国市場ではNYダウが22ドル安、ナスダックが43Pt高とまちまちの展開。フィラデルフィア連銀総裁は、米経済及び労働市場が堅調であることから政策金利を変更する必要性は無いとの認識を示しており、利下げ期待が後退していることが重石となっている。一方で、半導体大手のAMDが3%を超える上昇となっており、半導体株の下支え要因になりそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の21500円。円相場は1ドル108円80銭台と円安に振れて推移している。

 昨日の日経平均は5日線に上値を抑えられる格好とはなったが、心理的な支持線となる21500円処で踏ん張りをみせている。本日も同水準での底堅さを見極めることになりそうだ。
なお、パウエルFRB議長の議会証言を受けた米国市場の動向次第といったところであるが、利下げ期待の後退を米国市場は織り込んでいる状況であり、パウエルFRB議長発言を嫌気したとしても反応が限られ、一方で円安が下支え要因となるため、基本的にはマイナスインパクトは限定的とみておきたい。

 もっとも、本日もETFの決算に伴う分配金捻出による売り需要が再び警戒されやすいところである。8日の下落局面による影響は判断しづらいところではある、慎重姿勢が高まりやすいところであろう。ただし、ピーク通過による機械的な売り需要が一巡するとの見方もされやすく、意外と下値の堅さは意識されやすいとも考えられる。

 米決算も本格化してきており、今後は決算を受けた関連企業への波及も意識されやすい。国内決算では製造業の方向性を探る上でも安川電<6506>の決算を見極めたいところであろう。そのため、大きなトレンドは出難い状況が続くとみられ、しばらくは個別材料を手掛かりとした短期的な値幅取り狙いの流れが続きやすいとみておきたい。

 また、やや盛り上がりに欠く参院選であるが、各メディアによる情勢調査では、自民・公明の与党で改選議席の半数を超える見通しと伝えられている。政権安定を意識した政策期待から、社会インフラや5Gなどの関連銘柄への個人主体の物色が次第に意識される。


<AK>

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